粗忽庵日記(高原のテラスで十二ヶ月)

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zoom RSS I am not much of a night owl. 早寝早起き。(9)

<<   作成日時 : 2017/05/05 21:33   >>

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茅ヶ崎というのはめったに行かないものでありますが、通過はともかく、目的地として出かけたのはたった二回であります。一回目の訪問というのが妙な状況でありまして、何とも説明のつかないような、変なことだったのであります。ある童話作家の方を訪問する予定だったんですが、同行する予定の女性がドタキャンでありまして、ありゃ、おいら一人で行かねばならんのかね、というような話であります。童話作家の方は主婦でありまして、茅ケ崎在住だったわけで、知らない土地にまったく一人で出かける羽目に陥ったのであります。ドタキャンの方は、東京の高偏差値で馴らす私立女子高出身者で、ぜひ道案内にも必要だったんですが、理由もなく「行けません」の一点張りで断られまして、地方出身の東京に出て3年目としては、茅ケ崎が何線のどのあたりか、東京からどれくらい時間がかかるか、まったく分からな画像いような感じでした。いや、若いから、もっとセンス良く分かっていたかもしれないのですが、昔の自分のことなんか、今となってはよく分からないのであります。自分でもね。しっかりしていたかもしれないし、頼りなかったのかもしれないのであります。

スズラン。鈴蘭。毒草。

さて、横浜を過ぎて、当時の東海道線の遠い事、遠い事、延々と電車に揺られて一人旅であります。ドタキャンした女性は私が嫌だったのかもしれませんが、こちらもあまりタイプではないと思っていたのが察知されたのかもしれない、なんてことをつらつら考えつつ、人道的に許されんなあと思いました。当時はドタキャンという言葉はなかったのでありまして、どちらかと言えば、使えない人が正体を現したという気分だったかもしれません。ところが、天候が次第に悪くなりまして、茅ヶ崎駅に降り立った時は猛烈な嵐であります。嘘みたいな強烈な横殴りの風に雨、約束の時間はどんどん近付きまして、たぶん作家さんに聞いたバスに乗りまして、お宅の近くのバス停で降りるのに精いっぱいという感じであります。バス停からどっちなのか聞き漏らしていたのに、もはや本能でそのお宅を嗅ぎ当てた記憶があります。立派なお宅に通されて、無償で学生の編集する雑誌に寄稿してほしいとお願いした次第。嵐の昼下がりに、若い男が一人で訪問して依頼するようなことだったのかどうか、今も妙なことだと思います。

   バス停の名前も覚えていない、あやふやな記憶。

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