粗忽庵日記(高原のテラスで十二ヶ月)

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zoom RSS Wait for me in the wind. 雲が焼け道は乾くとも。(6)

<<   作成日時 : 2017/11/11 22:51   >>

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立冬が来たので「冬が来た」と思う人は多いだろうと思うのでありますが、今がちょうど秋たけなわなのではないかと思うのであります。街路樹もこれから紅葉しまして、ようやく今月末くらいになって葉を落とすのであります。関東地方の南部なら、まだ手袋なんて要らないのでありまして、実はそんなに寒くはないのであります。夏の間に身体がシフトしまして、その結果風が冷たく感じるんでありますが、真冬の気温に比べたら10度くらいは高いのでありまして、気分の割には暖かいのであります。今住んでいるところと、以前住んでいたところを比べると、真冬の三ヶ月分の低温がないの画像とあるのとの違いでありまして、今住んでいるところは以前の所に比べ「春・夏・極暑・秋」という感じでありまして、寒さの桁が違うのであります。今住み着いているところから見ると、以前住んでいた高原は、「冬・厳寒・春・秋」という感じでありまして、一瞬「夏」があるという感じだったのであります。一瞬というのはだいたい七日間くらいであります。川で泳げる期間がそれくらい。

ツワブキ。

気象庁の発表している年間の気温の推移を見ていると、この地の最も寒い時期の気温は、あの高原では12月の10日と3月の10日くらいでありまして、その間のまるまる3ヶ月がそれよりも気温が低いのであります。東京に出て驚くのは真冬でも山手線の土手などに緑の草が生えることでありまして、どれだけ暖かいかということなのであります。じゃあ、あの高原はどうなのかというと、真冬には緑の草は微塵も存在せず、すべてが枯れてまったく生命の兆しが消えるのであります。雪が一度降ると、それが溶けないまま根雪になるわけで、土埃をかぶったまま黒く地面にへばりつきまして、永久凍土のようになるのであります。日本列島の半分は雪国ですが、豪雪地帯のようにどっかり雪が降る地域は案外少なくて、横殴りの吹雪はあるが積もらないという地域も結構あるはずであります。子供の頃の感覚だと、雪が降った方が暖かいのでありまして、大雪の後、あるいは吹雪の後は、ぽかぽかいい陽気になったものであります。雪が降る前のきゅんと冷えた空気の怖さというものがあるわけです。

   お風呂の窓に氷の幾何学模様のデザインが出来たのが懐かしい。

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