Buono tomato ! 好きなものは数々あれど。(6)

画像本日もまた、サルスベリを撮影してみました。先日、『百人一首』の100首の点検を終えまして、私的には満足なんですが、こう言うのを自己満足と言いまして、何かを期待して読んだ人がいるとすれば、お気の毒なのであります。表向きは植物を取り上げつつ、毎日の記事のシッポの方で『百人一首』の馴染みのある歌、馴染みのない歌を取り上げまして、論じた次第です。自分の手許に案外注釈書がそろっておりまして、それを適当に、いい加減に批評しながら、好き勝手なことをまくし立てました。

気を悪くする人はきっといるんであります。

『百人一首』の原形は、『百人秀歌』というものでありますが、これに載っていて『百人一首』で省かれた歌を4首加えてだいたい、百日とちょっとで片づけまして、自分なりのイメージが固まりました。その間にサルスベリは、咲き始めまして、この花は百日紅と表記するわけで、三ヶ月近く咲き続けるという花でありますから、百日紅の咲く家で、百日間、『百人一首』をいじり倒すという趣向だったわけです。

   いろんな未解決の問題をはらみ、偽書の匂いもたちこめて、怪しいことこの上ないのであります。

画像あれこれ扱っているうちに、実は『百人秀歌』と『百人一首』の中間形態の本もあると言うことを知りまして、研究自体は思ったよりも進歩しているのは間違いないのであります。しかし、肝心の一首一首の解釈については、古注釈への目配りも必要だし、本文の整定も必要だし、本来の勅撰集の解釈、定家自身の解釈という視点も重要で、気苦労が絶えないのでありましょう。つまり、いくら上手に解釈したって、本当の本文はこれですよ、という感じで、藤原定家自筆本が出現すると、簡単に崩壊するのであります。厄介なことでありますね。

写真は本日の青じそ。もちろんシソの仲間です。

生えている状態を見たら、決して青じそとアジサイの葉っぱを間違えることはありませんが、葉っぱ一枚を見せられたら、私は自信がありません。青じその方は、ドレッシングでも入っておりますし、刻んでそうめんの具にもいたしますし、なによりお刺身のツマとしてパックの中に入っております。これと似て非なるものがアジサイの葉っぱでありましてありまして、そんなものを盛りつけられたら、見分けられません。

    『百人秀歌』を『百人一首』に改められるのは、藤原定家さんご自身のような気はいたします。

画像この三ヶ月の間に、本格的な注釈書を手に入れました。折しも三月に亡くなった井上宗雄先生の御著書であります。『百人一首を楽しく読む』(笠間書院・2003年1月1日)という本でありますが、平成15年に出ていた本であります。惜しむらくは誤植が若干ありまして、訂正表が入っているんですが、そこにない誤植というのも見付けてしまいまして(183ページ下段、6行目の俗名は法名が正しいはず)、版を重ねたものがあれば修正して欲しいものです。

   誤植だらけのブログを書いていても気になります。

実は、最後のあたりで気が付いて購入いたしましたので、前半はまだろくに拝見していないわけです。もう一度、井上宗雄先生の最新の注釈を参照しながら、眺め直してもいいのではないかと考える次第であります。前に触れたのですけれども、近代の『百人一首』の注釈書を案外持っているんですが、それはおそらく五味智英先生という『万葉集』などの研究で知られた方の御蔵書の『百人一首』に関わるところを古本屋でたまたま購入しただけなのであります。とても安い、安価な本だけ買ったから『百人一首』関連だったわけで、これは偶然のなせる業だったのでありましょう。偶然が人生を狂わせたり、人生を導いたりするのでありますが、さて多少貴重な本も含まれているかもしれないものを、生かすことが出来たのでありましょうか。

    いえいえまだまだ、宝の持ち腐れであります。どれ一つ、読み通してはおりません。

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