Truth behind the rumors. よき人は怪しき事を語らず。(兼好)(6)

画像家庭菜園に勝手に生えた青紫蘇であります。赤紫蘇のほうは、ちょっと遠慮して通路の隙間に生えているんですけれども、どうもこの青紫蘇は、堂々と家庭菜園を占領しまして、いまや絶頂期を迎えまして、巨大化しているのであります。葉っぱが茂みになっていて確認できないのですが、茎は図太く、こんもりとして、地表のセシウムを丸ごと吸収しそうな勢いであります。

セシウム云々は、もちろん当てずっぽうであります。

そう言えば、10年以上前に、紫蘇のジュースというのが流行りまして、作った人から飲め飲めとうるさく迫られたことがありました。お付き合いで口にするんですけれども、どうだおいしいでしょう、うちで作ったんですよ、と言われて、感心して見せないといけなかったんですが、流行のきっかけを知らなかった私は、もともとひねくれているからでしょうね、いぶかしいく不気味に思うばかりでありました。「紫蘇ジュース」で検索すると今でも作り方などがでて参りますから、愛飲している方は多いことなのでしょう。流行りのものは勢いがありますから、断るのが難しくて、苦労いたしました。その前の青汁ブームの時は、喫茶店などで頼みもしないのに青汁を振る舞われまして、とても困ったものであります。手作りすると人に勧めたくなるものなのでありますね。

   私も去年、ユズやキンカンをジャムにして、庭師さんに振る舞いましたが、きっと迷惑だったでしょうね。

画像ユズやキンカンをジャムにしたのは私でして、子供の頃からそう言うことが得意だったのであります。シェフを目指すのがよかったかも知れませんが、舌が肥えているとか、味覚に敏感なわけではありませんので、無謀なことをしなくてよかったなあと思う次第です。料理好きが高じて会員制の食堂を営んだのは、北大路魯山人という方でありましたけれど、何年か前に茨城県笠間市の笠間日動美術館の分館、すなわち春風萬里荘という建物を訪ねたことがありますが、そこは北大路魯山人ゆかりの建物なのであります。

蒼井優さん主演の『おせん』というドラマで出てきました。

蒼井優さんが主人公のおせんちゃんを演じまして、今考えると竹田留吉役で向井理さんが出演していまして、それぞれの役者さんが良い味出しているドラマでありあました。世間の評価が今ひとつであったわけですが、私はなかなかよかったと思うのであります。訪問したときは紅葉の季節でありまして、茶室などを見物した後で、閉店間際の喫茶店に無理を言って入れて貰い、そこから真っ赤なカエデを見つつ、ドラマ撮影の時に蒼井優さんが喫茶店に来たことなどを、喫茶店の方たちからうかがったものであります。笠間日動美術館の分館となっている春風萬里荘を、ドラマの中の一升庵の舞台として活用したんですが、それは外観だけ、中の間取りなどはまったく違うものでありまして、上手に撮影するものと感心したのであります。あれは、見事なプロのお仕事。

   台風一過の青空が広がり、秋の到来を感じさせる一日でしたが、明日からまた蒸し暑いそうです。

画像葡萄がおいしい季節となりました。もちろん、季節はずれの葡萄が一年中スーパーに並んでいたりするんですが、ようやく手頃な値段の葡萄が出てきましたから、いよいよ旬の季節なのでありましょう。買ってきたらうまそうでありますから、二三個摘んで大満足、千切って食べた後で撮影しました。

「巨峰」と言う名前で店頭に並ぶ大粒の葡萄です。

「巨峰」は商標名、商品名なのだそうでありまして、じつは品種名ではないというようなことがウィキペディアに載っていまして、驚いたのであります。正式な品種名は「石原センテニアル」と言うそうですが、大井上康さんという方が戦前に開発し、その方によって命名された商品名が「巨峰」なのだそうです。詳しく言うと、農業学者であった大井上(おおいのうえ)さんが、昭和17年(1942)という戦中に岡山県産の「石原早生」と豪州産の「センテニアル」をかけ合わせ、かつてない大粒でかつ糖度の高いブドウの交配に成功したのだそうでありまして、これを戦後すぐの頃である昭和21年(1946)研究所から見える富士山にちなみ「巨峰」と命名したというのです。スケールの大きな名前ですが、世間にはしっかり浸透して、何の違和感もないのが素晴らしいと思います。研究所があったのは、今の中伊豆町でありまして、そんな素敵な話があるんだったら、誰か教えてくれてもよかったのに、今の今まで知りませんでした。

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