The clouds on a hill.  戸外での小用を禁ず。

画像カタバミが咲き始めまして、いよいよ冬本番と言うことであります。世間一般の話ではなくて、私の家の庭の話であります。庭と言っても、このカタバミが咲くのは塀の外、アスファルト道路の隙間からカタバミが生えまして、去年同様冬の間咲き続けることでしょう。どうやらこの塀の下は、カタバミの生育に絶好の環境のようでありまして、四月五月まで半年間咲き続けるはずなのです。枯れたときには、速やかに取り去りまして、代わりに生えたのがムラサキツユクサでありましたから、何と二種類の花が半年交替で塀の下を彩るのであります。

カタバミ、またの名をオキザリス。

実際にはオオキカタバミでありますけれども、この花はカタバミとしては大きな花が咲きまして、ちょっとした見物なのであります。植物の名前、花の名前に特別の興味がありませんから、きれいな黄色い花が咲いているねということで去年は満足しておりまして、ときどきは摘んでコップに挿しまして玄関に飾ったりしたのであります。名前を知らなくてもそんなことはいたします。さて、今年もそれくらい堂々と咲くのでありましょうか。

    NHKのドラマ『坂の上の雲』が佳境に入りまして、203高地の攻防が映像として出て参りました。

画像我が家にはミーハーな人がおりまして、NHKが大好きでありまして、新しい企画があると、もう居ても立ってもいられずに原作を買い、『ステラ』を買い、シナリオまで買いまして、じゃあ読んだりするのかと思うと、ドラマをティッシュボックスを抱えて見続けまして、どうも活字のほうは苦手のようなのであります。いつまでもテレビの周辺に転がっていて邪魔なものですから、どうしても私が手にして始末することになるのであります。ただ、そのままブックオフに持って行こうとしても、私にも多少の興味関心はありますから……。

『坂の上の雲』(文春文庫・全8巻)。3200ページはあるな。

3年くらい前ですが、一気に読みました。乃木希典さんのことも分かりましたし、児玉源太郎という軍人さんの存在も知りました。司馬遼太郎さんの文章というのは、独特なものがありまして、要するに物識り老人が、その博覧強記に任せてあれこれ書きつつも、無知蒙昧な親戚の小僧に物事を噛み砕いて教え諭すようなところがありますから、司馬さんを信じて付いて行くと、ちゃんと分かるような仕掛けになっているのであります。登場人物がすべて司馬遼太郎さんの分身のようであります。みんな、思慮深い人物に見えてきます。おそらく、乃木希典さんを先生としたら、えらい人とは分かるわけですが講義内容は難しすぎるんですが、児玉源太郎さんを先生としたら、この人はえらくないかも知れないと思いつつ、講義内容は忘れないかも知れません。軍人を先生にたとえるのも変な話ですが、児玉源太郎さんは、実は司馬遼太郎さんと似ているのでありまして、博覧強記でありながら、創造性が豊かで、事の本質をわしずかみにして上手に丸めることができるのでありましょう。変な例えをしてみました。

    「坂」を英語で言うと何になるのだろう?"slope"とか"hill"と出て来るのでまごつきました。

画像身内に日清・日露戦争に行った人の話題が無いので、ちょっと思いをめぐらしてみましたら、いるはずがないのであります。母方の祖母・曽祖母は一人娘でありまして、だから母の長兄・次兄は第二次世界大戦の時に従軍しましたけれども、婿養子であった祖父や曾祖父は、兵隊さんには取られなかったのでありましょうね。母の長兄は嫡男でありますが、もうそんなことに構ってはいられない戦争が第二次世界大戦だったわけで、背水の陣だったのでしょう。

写真は、たぶん大谷石の塀の下のカタバミです。

父方は?というと、これがたぶん曾祖父の代に分家したらしいのですが、曾祖父が隠居した後でそこも誰かに家を継がせたというようなことでありまして、ともかく父の出た家には兵隊さんの写真のようなものはまったくありませんで、近所に本家のようなものがありましたが、私の子供時代には代替わりしていて疎遠でありまして、そこには戦死した人の写真くらいはあったかも知れません。父方母方は親戚でありまして、両者をつなぐ親戚に一度行ったことがありますが、会津のお姫様をお泊めしたときに拝領した、刀と銃がありまして、それを天井裏から出してくれまして、見せてくれました。「天井裏」というのは、子供の時の私の記憶ですから、いい加減なものでありまして、本当は奥の座敷の天袋のようなところから出したのかも知れません。見せてくれたお婆さんは、ひょっとすると拝領したときのことを知っている人だったかも知れませんね。

    慶応年間の生まれなら、あの頃は百歳くらいのお婆さんでありまして、大いにあり得ます。

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