A solution for an equation. 月に柄を さしたらばよき 団扇かな(8)

画像たぶんイヌツゲという植物だろうと思うのですが、自信はまったくないのであります。丸く球形に刈り込まれていまして、植え込みに適した植物がイヌツゲと言うことですから、まあこれがそうなんだろうなと推測しているわけです。枝の間に、イロハモミジと手向け山の葉っぱが引っかかっておりまして、せっかくですから引っ張り出して撮影してみました。肉眼で見ると、イヌツゲもモミジも冴えない色つやでありましたのに、写真で見るときれいに見えまして、納得いきません。

もう目が霞んでいると言うことですね。

学生の頃でありますけれども、その世界で第一人者というような教授のかたに習いまして、要するに何かニュースがあると新聞にコメントが掲載されるような人でありますが、レジュメと言いますか学生の参考資料を見る時に、メガネを跳ね上げたり、机上に乱暴に置いたりするんですが、なんだか忌々しげでありまして、どういうことだろうと見ていたのであります。今になって分かりますけれども、急に手元の資料を読もうとした時に、裸眼に戻すのが待ち遠しいのでありまして、自分が同じようなことをしていることに気が付きまして、そうかせっかちな人が老いると大変なのだと分かりました。自分の目が霞んでいるということに、まだ半信半疑というのはいただけませんね。そろそろ年貢の納め時であります。納める気がないのに納めなければならないという、無念の思いが致します。

    本日は旧暦の12月29日にして、大晦日であります。明日が旧暦の正月一日でありまして、謹賀新年。

画像昨日が大寒でありましたから、大寒の二日後が正月というのは、ずいぶん前倒しな正月でありまして、普通は大寒の次の立春の前後が、新年が到来する時期であります。今年の立春は2月4日、節分は2月3日、平均すればその頃旧暦の正月が来るんですが、今年は早いのであります。旧暦というのは、太陽暦に基づく二十四節気と、月の運行に基づく太陰暦の組み合わせでありますから、太陰太陽暦などと呼ばれるようでありまして、太陽暦に切り替えた以上学校で教えないというのが筋になっているようであります。

かりんとうに節分の豆が付いておりました。

節分というのは立春の前日でありますから、二十四節気における年末であります。旧暦に組み込まれていた太陽暦における大晦日が節分なのでありまして、福は内鬼は外、子供の時には毎回しっかりやっておりましたから、懐かしい気がいたします。旧暦を教えないのは、単位をメートル法にしたために、尺貫法を教えないのと同じでありますが、その杓子定規が色々な不便を引き起こしているような気がしてなりません。ことわざに出て来るだけではなくて、古典や日本史を学ぶ時にも不便でありまして、どうせ必要になるなら、どこかでしっかり教えればいいものを、世界標準を目指すためにあえて旧来の単位を教えない、古い暦なんか教えないと言うことなのであります。ただし、本音を言うと、しちめんどくさいことになりますから、教えなくてもいいんであります。ただ、端午の節句も、七夕も、七草がゆも、すべて旧暦でなさってはいかがでありましょうか。

     さて、『AXIA ~かなしいことり~』という曲を考えているんですが、うまい結論はありません。

画像1985年のファーストアルバムの中から3曲が、2008年の『ヴィンテージ・ベスト』に入っているわけでありますが、他の2曲はシングル発売された曲でありまして、卒業式で同級生に対する恋心をはじけさせる『卒業』と、失恋の瞬間の激情を歌い上げる『白い炎』というのは、デビューするアイドル歌謡としては穏当な路線であります。それに比べると『AXIA ~かなしいことり~』というのは、微妙にアイドル路線としては問題があったのかも知れませんが、そのあたりを探ると言いますか、考えて見る余地があるような気がいたします。

写真は、「ユリカモメ」。
フォトライブラリーhttp://www.photolibrary.jp/からダウンロードしました。カメラマンは旅者さんです。

① 「夜明けの海辺」という場所にいつからいる?
② 「恋に落ちたあの時」って具体的にいつごろ?
③ 「別れられない彼」ってどんな人なの?
④ 「ふざけているいつも」というのはどんな時?
⑤ 「帰る」と言っているけど、どこに帰るの?

もちろん、本来の歌詞は主人公の女の子の独白体または会話による呼びかけでありますから、①~⑤の解答は存在していないわけです。鑑賞するこちら側が、歌にどんな印象を持ったかによって、これらの問に対する解答が違ってくるわけでありまして、そのことが「私」と「あなた」の関係を決定してしまうということでありましょう。案外思いがけない答えが出て来るかも知れず、そうなると歌詞の解釈は千変万化してしまいまして、作詞家や歌い手の思惑さえも超えてしまいかねないわけです。歌い手はこの時19歳でありまして、このきわどい状況は理解できているし、積極的に解釈を施して歌っているように思われます。作詞家は、このころ25歳くらいでありまして、歌い手よりはお姉さんでありますが、二人とも当時としては普通の適齢期の女性と考えて差し支えないでしょう。

    他に何か条件を見つけることは可能でありましょうか?具体的な手がかりは無いものでしょうか。

多少あるとすれば、歌の中の主人公である二人の生活圏があまり重なっていないわけで、新しい彼に昔の彼の存在をまったく気付かれていなかったという点が、問題なんでありますね。今はむしろ、新しい彼と接している時間のほうが長いようでありまして、それもかなりフランクでありますから、別れられない彼との時間がどうなっているのか、要するに③と④が二人の関係の最大の問題であることは間違いありません。昔の彼が遠くにいるのか、不在がちなのか、彼女が生活範囲を変えたのか、そのあたりが問題なんでありましょう。「彼」と呼んでいますけれども、別れられない相手というのは、夫なのか許嫁(いいなずけ)なのか、将来を約束した相手なのか、ほら、こうしてみるとこの歌は手強い歌なのではないでしょうか。帰る場所も、夫のいる自宅、親のいる自宅、大学の寮、会社の寮、アパート・下宿、全部情景が違って参ります。

     一晩一緒に過ごしたのかどうか。そこは、コテージか旅館かホテルか、相手の別荘なのか。ふーむ。

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