Forgetting curve. その人の名は忘れた。(8)

画像今朝八重桜の写真を撮影しておりましたら、いぶかしげに見ている人がおりまして、私を見咎めているのではないようであります。ここに撮影に値するものなんかあったかなあという視線を向けているのでありまして、公園の樹木の間に八重桜が紛れているんですが、どうやら皆さん興味がないようなのであります.非常に小さな公園でありまして夕暮れ時のほんの一時、幼稚園バスから降りた集団が、団地のそれぞれの部屋に散る前に、ブランコを漕ぎ、滑り台を滑る公園でありまして、子供が10人もいれば満員の公園なのです。

薄いピンクの八重桜。種類があるのでしょうか?

中央に大きなケヤキの木がそびえているんですが、なにせ1アールもないような公園に20メートルはあるかというケヤキですから、バランスが悪いわけで、他の樹木に囲まれた八重桜は1本だけで観賞するような雰囲気にはないのであります。しかし、これこそ隠れた銘木でありまして、私は遠目に気が付いて、目を疑って去年ものすごく驚いたのであります。たとえば、夏の甲子園の県予選・都予選などに出向きまして、県立・都立の弱小高校の対戦を見るわけですが、まれにそこに才能に溢れた優秀な選手を見つけるのと同じであります。たった一人では、平凡な選手ばかりのチームは勝利することは無理なんですが、投げて打って走って、その躍動感に感心しまして、彼は甲子園に出場しそうなチームなら、なかなかの好選手だろうなあと思うわけです。八重桜の林で見たら、見応えのあるなかなかの1本に違いないのであります。

   ドウダンツツジの枯れ枝が目立ちまして、剪定のしすぎでしょうか。それとも、これから?

画像道路の植え込みなどで目にしますと、新緑と白い花のバランスがよくて、まんべんなく葉っぱがつき花が付いているのであります。そのばあい、かなり低いところで水平に枝が払ってありあまして、適切な時期に適切な剪定が為されたと見ていいわけです。じゃあ真似をしようかと思っても、道具がありませんし、たぶんその時期は暑い盛りだったりするわけで、容易に真似ができないのであります。庭師の伐った枝が白く突き出ていたりしますから、なんだか心配になるわけです。鹿の角もばっさりと伐りますが、あれはあれで問題ないようであります。

サクランボのように仲良く咲いているドウダンツツジ。

どうしてこういう形状なのか、この花はどういう構造になっているのか、多少は気になるんですが、実際は非常に小さくて、花の中をのぞこうとすら思わないわけです。蜂がやって来るわけでもありませんし、これと言った実がなるわけでもないようでありまして、遅く葉っぱが茂り、冬の到来とともに落葉してしまいます。去年どのように葉っぱが茂ったか忘れているわけで、黄葉の仕方ももう忘れてしまいました。庭の樹木の中では、春を告げ、冬の到来を告げるしっかり者でありますが、それなのに花の印象がもう一つでありまして、街で見かけるのとはちょっと違うのであります。グーグルの航空写真を見ると、このドウダンツツジの列が鮮明に陰を作っておりまして、上空から二次元としてみたら、この庭の主はこのドウダンツツジなのであります。

   ヤツデの花、ヤツデの実、そういうものに目覚めたのが去年ですが、こんなものだったのです。

仮にこれは何でしょうと聞かれたら、たぶん南国のフルーツだとでも答えるわけです。ヤツデの実なんでありますがいつまでも枝に残っていて、この先どうなるのかさっぱり分かりません。『ゲゲゲの鬼太郎』に出て来る目玉のお父さんの画像ような感じがしまして、仮に一粒が目玉だとして、相当不気味な光景に違いありません。髑髏から目玉だけが生き残って息子を見守るというのが、あの目玉のお父さんのコンセプトでありまして、たぶん『少年マガジン』などに連載されたのを見て、毎回釘付けだったのであります。あの漫画の本当の主人公は誰なのかと考えて見ると、実はきまじめな鬼太郎親子ではなくて、あの得体の知れないネズミ男だと思うんですけれども、そのあたりというのは常識でありありましょうか?

このヤツデの実は黒くなるんじゃないの?

『ゲゲゲの女房』という朝の連続ドラマがありまして、なかなか好評を博したのであります。貧乏を極める漫画家の暮らしというものが共感を呼んだのかも知れません。そこに、ネズミ男をモデルとするような、漫画家の友人が出て参りまして、案外普通の生活者のように演出されておりました。それは、主役の漫画家の奥さんを食わないようにという配慮だったと思うのですが、水木しげるさんをモデルとする漫画家の迷惑な親友という設定でした。『ゲゲゲの鬼太郎』に出て来るネズミ男は、狡くて計算高くて常に鬼太郎を出し抜こうとする俗っぽいキャラクターでありまして、ああ言う人物造形が子供心にも面白くて、一生懸命読んでいたような気がします。たぶん私は手塚治虫世代ではないのでありまして、さいとうたかをさんの『無用の介』だとか、この『ゲゲゲの鬼太郎』だとか、『天才バカボン』などによって育ったのであります。『鉄腕アトム』の放映が実は地方局で流れておりませんでしたから、チャンネルを回してかすかに砂嵐の向こうに関東のキー局で再放送しているのを、ああこれが『鉄腕アトムか』と少しだけ眺めていたのであります。地方局はしばらくの間一局だけでありまして、そうなるとどういうことが起きていたかと言いますと、毎日大ヒットした番組ばかりを観ることになりまして、特に土曜の午後は、もはやテレビに釘付けなのであります。『細腕繁盛記』を見て『キイハンター』を見て、ボーリングの女子プロの対戦を見て、駄作が一つも無いという状況だったのであります。

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