A fixed intention. 確固たるものの如く。(7)

やっぱり昼間の何時間か気温が20度をわずかながら超えまして、ほんのりと暖かいわけでありまして、シャツ一枚でもまったく寒くないというような陽気でありますから、春が来たんだなあと言う気分になるわけです。本日の最低気温は午画像前7時の13・9度、最高気温は午後2時の21・1度でありまして、この温度を見たら実は春が来たんだと単純に浮かれていてはいけないのであります。この最低気温は例年なら5月20日くらいの平均に相当しますし、最高気温のほうも4月26日ころの平均でありますから、明らかに暖かすぎまして、何でも13度くらいにしかならないという明日の天気のほうがここ30年くらいの平均的な今頃の気温なのであります。揺り戻しがどこかで来るだろうと覚悟して置いた方がよろしいようであります。

ギボウシの新芽が出て参りました。

ギボウシの若い葉っぱはウルイと呼ばれまして食用に出来るようですが、子供の頃に食べ付けなかった野菜などをうかつに料理して食べてはなりません。こういうものは、やはり手慣れた人の手によって、あく抜きをするとか、下ごしらえをするとか、そういうことを経てからでないと危険この上ないのであります。似ている植物なんていくらでもありまして、そして似て非なるものには毒があるのが普通でありますから、やっぱり控えておくのがよさそうであります。庭のツワブキも食べられそうでありますし、観賞用に買って来て根付いたガーリックチャイブも、これはどう見てもニラでありますが、やっぱり食べようとは思わないのであります。パセリは秋に買い求めて室内で育てましたが、晩冬に枯れ始めたので外の日当たりのいい所に移植しましたら、これが一部は枯れましたが、新しい目がどんどん青くなりまして、見るからに食べられそうであります。もういっそ庭の植物を食べられるものだけにしてしまうのがいいのでありましょうけれども、そんな根気も、細かい世話をする気もありませんから、あれこれ夢想はしますけれども、物ぐさな私には出来そうもないのであります。

   子供の頃には、モモ・クリ・カキ、ブドウにイチゴにトマト、庭に何でもありました。

考えて見ると、野菜などはあらかた畑で出来たものを食べていたわけでありまして、採り立てではないものを食べることの方が珍しかったのであります。もちろん、貯蔵するタイプの野菜は納屋にしまってありましたけれども、キュウリにニンジン、ピーマンにジャガイモ、キャベツに白菜、大根にネギにほうれん草なんか定番でありまして、カリフラワーとかスナックエンドウとか、レタスなんかも作った時期があったのであります。だから大学に進学しまして、下宿をして一人画像暮らしとなってスーパーに買いに行くと、値札を見て身もだえしていたのであります。特に貧弱なキュウリを3本200円と言われるのが苦痛でありまして、どうしてあんな出来る時には腐るほど出来て、太さ10センチ長さ70センチにもなるものを、わざわざ細いまま買わねばならないのか、と思うのでありました。もちろん、傍目には若者が澄ました顔をして、レジに並んだと見えるだけだったでしょうけれども。

枯れずに再生しそうなレモングラス。

この冬は厳しくて長かったと思いましたので、一番心配していたのはレモングラスであります。この植物は冬の寒さに弱いそうでありまして、冬越しするなら鉢植えに戻して、室内で越冬させるのが基本らしいのであります。軒下の日当たりのいい所でありますから、大丈夫かと思っておりましたら、1月の成人式の日の降雪の翌朝、屋根の雪がどかっと落ちまして、塩釜のようになった積雪をあとで取り除けましたが、ダメージは相当あるだろうと予測していたのであります。しかし、切り株の間から若い茎がひょろひょろと姿を現しましたから、今年はまた一段と茂みが大きくなるのかも知れないのであります。ただし、隣に植えてあった除虫菊は二年持ちましたけれども、今年は見るからに枯れておりまして、残念ながら今年はこのままではあの白い可憐な花を見ることは叶いそうもないのであります。レモングラスが茂りましたら、今年はあれこれ利用いたしまして、ハーブティーなどを試みてみたいと思うのであります。これを買ってきた人は、買って来たことすら忘れておりまして、どうして私があれこれ気をもんでいるのか、不思議なことだと思うのであります。

   中原中也の詩をパロディー化しましたが、一つ気が付いたことが。

詩の内容についてはもうすでに考えたんでありまして、別に新しいことに気が付いたりはしておりません。気が付いたのは、「中原中也」の名前をパロディ化しましたけれども、「左原右也」を「ひだりはら・うや」と呼んで、「うや」はおかしいからと排除したんですが、考えて見れば「右也」は「ゆうや」と読めば立派な人名であります。「右」という感じの音には、「う」のほかに「ゆう」があることをすっかり忘れておりましたから、随分と間抜けなポカをしたものであります。「右折」「画像右大臣」「右翼」とくれば、これらは「うせつ」「うだいじん」「うよく」でありまして、「右往左往」なんかも同じでありまして、全部「う」と言う読みが基本であります。これを呉音と呼んだりしまして、定番の読み方であります。しかし、「左右」とか「右筆」とか「座右の銘」となりますと、「さゆう」であり「ゆうひつ」であり「ざゆうのめい」でありまして、なるほど「ゆう」とも随分読むものなのであります。この「ゆう」という読み方は漢音でありまして、まあこれもあるわけです。反省反省。

レモンバームも復活。

中原中也に関しては、文庫だけでも全詩集が複数出ておりまして、さらには訳したものまでありまして、なかなか今でもファンがいるということが分かります。しかし、パロディにしてみて思いましたのは、詩人はやはり強烈な常識を持ちつつ、全身全霊をかけて己の感性をすくい取っているわけでありまして、80年前の詩とは思われないような新鮮な感情が込められておりまして、これをパロディするのも非常に有意義でありました。中也の原詩は、就活に失敗して散歩に出た青年の心境であるとか、あるいは複数の内定を取ったけれども実は社会人になりたくないとか、そういった憂鬱さを内包しておりまして、けれどもその青年は決して自堕落でも自暴自棄でもないのであります。パロディにして、楽天的な青年、前向きな青年の詩に衣更えしてみましたけれども、そこにも一抹の悲しみが生じるわけでありまして、だからもとの詩はなかなか複雑にして玄妙なのであります。このやり方で、有名な詩などをさばいてみたらどんな感じになるのか、ちょっとそそられるわけであります。

   レモンバームの香りは強烈な石油系の匂いがしまして、びびります。

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