The seventh day at spring equinox. 花の盛りは時正の後七日。(8)

新学期でございますから、いろんな雑事が襲いかかりまして、もちろんちゃんとした行事を雑事などとふざけているわけではないのでありまして、本当に文字通りの雑事なのであります。だいたい、真冬のような天気から初夏の陽気に突入でありまして、また寒くなるのは覚悟の上で冬物のヘビーな衣類を片付けなければならないのであります。冬が寒すぎて、定番の冬の服が用をなしませんでしたので、一度か二度しか袖を通していないわけでありまして、世の中の皆さ画像んはこういう時にどういう処理をするのでありましょうか、謎であります。本日のさわやかな外気にさらしまして、たたんでしまうわけですけれども、冬に取り出してみたら用をなさないということもあるかも知れないのであります。使い放しで相当くたびれた衣類をどうするかも悩ましいのでありまして、うっかりすると保管するだけしまして、次の冬の初めにどっと捨てるということも想像できてしまうのであります。

鮮やかなイモカタバミの花が開花しました。

「断捨離」という言葉がちょっと前に人目をひきまして、要するにものが溢れて一般家庭が窮屈になりすぎた状態を、何とかしたいと誰もが思っているのであります。少ないアイテムを上手に着こなせたらいいのでありますが、無骨な私のような存在ならそれでも恥を忍ぶだけですが、ちょっとおしゃれなかたはTPOを考えて行動しますので、ワードローブはきりもなく増えることでしょうし、ましてや妙齢のかたというのは毎日同じものを着るわけにも行かないわけでありまして、収納場所が無限であれば構わないのでありますが、1回買い物をいたしましたら、3時間くらい衣類を整理して捨てるものを厳選しないといけないのではないでしょうか。衣類だけならまだしもなのでありまして、お店がくれた箱やら包み紙やら、ブランドの手提げ袋や、景品として貰ったバッグ、デパートの袋、通販のダンボール箱、あれもこれもたまりにたまりまして、そういう雑事がある時私を襲うと言いますか、捨てるための強迫観念に追いたてられるのでありまして、束ねて結んで運ぶわけですが、さらには掃除機で吸って、貯めたものが吐き出した塵芥も始末する必要があるわけです。

   よって、あの本この雑誌このプリントあのノート、パンフレット、ダイレクトメール。

今日やらなくたっていいわけでありまして、明日だって週末だってゴールデンウィークだってあるんでありますけれども、嵐で潰れたあの行事あの行楽あの約束、いろんなことを考えたら逃げ出したい気持ちをぐっと抑えて今日のよき日に画像始末しなければならないわけであります。せっかく穏やかに晴れた気持ちのいい日でありますけれども、朝から気温の変化を確かめることもしないで、世間のニュースなんかもそっちのけでありまして、ともかくせっせと右のものを左に、上にあるものは下に下ろして、それでもって重ねて束ねて包んで袋に入れますが、老体にはすでに過酷な作業になってしまいました。

オオキバナカタバミにミツバチ。

休憩なんか入れますと、二度と立ち上がれないわけでして、今度は左に置いたものをを右に、下にあるものを上にまとめまして、黙々と打ち込みまして傍目にはせっせと任務をまっとうしているように見えても、ああこんなことしないであの本を読んだり、ブログを更新したり、新聞を広げて何か新しいことは無いか、仕事に役立ち情報が出てはいまいか、そんなことばかり考えるんでありますけれども、どこにそういう力が出るのか、こんな集中力が自分にあったとは思えないほどがんばりまして、日ごろは痛い膝も気になりませんで、せっせとはじめてしまった整理整頓を貫徹しまして、断捨離を遂行するのであります。それにしても、子供が小さい時は、ありとあらゆるものは自分が中心になって購入し、始末するのも自分であったので断捨離は簡単でありましたが、いまや触れてはならない覗いてはいけないミラクルワールドが広がっておりまして、なんだこりゃ、どうしてこんなものがあるの、こりゃ買っちゃいけないでしょう、というようなものを見つけまして、ただ単に捨ててしまっては後で責められるのは間違いありませんから、捨てていないように見せかけたり、ありとある智恵を振り絞りまして、気付かれないように手を打つのであります。やれやれ。気苦労が絶えません。

   昨日紹介した、『徒然草』第161段でありますが、気にすると気になります。

要するに、花の盛りに関して、およそ三つの目安が存在するのであります。ですが、この三つの目安は同一の日を目指しているものなのか、それともてんでばらばら、とんでもないばらばらの日を指しているのか、そのあたりが難しいような気配なのであります。実は、微妙に順番が入れ替わっていますから気付きにくいのでありますが、花の盛りを決める基準点が三つありまして、画像それらは二十四節気にかかわるものでありまして、旧暦の暦の欠点に由来するものなのであります。旧暦は月の運行に従って暦が展開しますので、3年で37か月ありまして、このために花の盛りは二月きさらぎ上旬から、うっかりすると四月うづきの初めまで、毎年揺れに揺れるのであります。

葉桜と菜の花、本日撮影したものです。

そこで、これを旧暦のバックに控えている太陽の運行に従う太陽暦のもたらす二十四節気を基準にすると、揺れは収まりまして、ある程度の目安が出来ると言うことなのであります。安良岡康作さんの『徒然草全注釈下段』はそのあたりは常識と見てあまり深く言及しないのでありますが、兼好法師のこの一節は旧暦すなわち太陰太陽暦が、月と太陽二つの基準を利用して作られているということが背景にあるわけで、太陰暦の日付では花の盛りがいつなのかは揺れに揺れて定まらないと言うことがあるだろうと思うのであります。だとしたら、花の盛りに遠い順番に並べ替えますと、①冬至、②立春、③春分の時正となりまして、この三つを基準にしてそこから何日くらいで桜が咲くかという見方が出来るわけで、本当ならこれらを基準にして最終的に目指す日時はすべて同じ所を指し示さないといけないのではないかと思われるのであります。実は、おそらく冬至から立春までは45日くらいのはずでありまして、立春から春分も45日のはずなのであります。兼好法師の結論は、春分から75日目が花の盛りであると結論づけておりまして、だとすればそれは今なら4月20日前後でありまして、確かにその頃桜が満開の地域やその頃満開の種類があるなあと分かります。その日は、冬至からは120日、時正の定義が分かりませんので春分を例に取れば、それは春分から30日なのであります。昼間・宵の口の雑事のせいで、計算がままなりませんから、どうぞ間違いはご容赦下さい。

   だとすると、冬至から150日はおかしいし、時正から7日というのは何を指しているのか。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック