A innocent story of the sky. あどけない空の話。(2)

本日は4月の11日でありますけれども、旧暦で言いますと3月の2日でありまして、昨日から旧暦では三月弥生に入ったわけでありまして、年にもよりますが桜の散り敷いたあとにやって来る月なのであります。そう言えば、「♪さくらさくら弥生の空は」で始まる歌があったなあと思い出しまして、どうして桜の歌なのに「弥生」が出て来るのか不思議でありまし画像て、古典的世界では「如月」のほうが桜と縁が深いような気がするわけです。岩波文庫から出ている『日本唱歌集』の巻末に付いている「うたいだし索引」を引いてみましたら、これがどうも出て来ないのであります。冒頭のフレーズをグーグルで検索して見ると、ウィキペディアに「さくらさくら」という項目で出て来るのでありまして、歌の題名に関しても『さくら』と『さくらさくら』で揺れるようでありまして、おやおや、これは文部省唱歌ではないらしいのであります。

本日のフゲンゾウ。めしべに注目。

世の中には分からないことが山ほどありまして、いかに自分が常識に疎いかということを思い知るわけでありまして、これこそ養老孟司さんが指摘する「バカの壁」の最たるものかも知れません。養老孟司さんが言うのは頭の悪い人に乗り越えられない壁があると言うような下品な話ではなくて、これはあの売れた新書に冒頭に出て来るエピソードを見れば分かるわけですが、東京大学の医学部の卒業口頭試問の席の話でありまして、頭蓋骨を二つ出して比較してご覧なさいと言うような話なのであります。この世の俊秀である東大医学部の学生でありますから、期待されるのは高度な専門知識に従った分析でありましょうけれども、どうやら「こっちが大きい」というようなことを言う奴がある年から続出したのでありましょう。もしかしたら誰のことか分からないように、骨は骨でも違う部位かもしれず、試験形式もそんなものではなかったのかも知れません。ともかく、世間で図抜けた頭脳を持つ学生たちが、要するに使い物にならないという事態に養老孟司先生は直面したようです。想像力の欠片もなく生きているらしくて、教え込まれた知識は満載していても、ちょっとした応用力はてんでダメである、ダメなんだけれども自分は賢くて利口で優秀で偏差値が高くて勉強が出来て模擬試験が上位で、その辺には転がっていない逸材であると思い込んでいるわけで、「なんだこりゃ」と養老さんは何かに感づいたらしいのであります。

   『さくら』は江戸時代の末期、すなわち幕末に出来た箏曲の手習いの曲だとか。

そうだったのか、そんなことがあるのかと思うのですが、ウィキペディアにあるくらいですから、世の中の何割かの人は知っている知識なのであります。東大医学部の学生が教授からあきれられるのは格好いいんでありますが、私が世間からあきれられるのはもう身の置き所もないわけで、自分の無知蒙昧にとことん呆れ果てるわけです。しかし、あの『さ画像くらさくら』の歌が文部省唱歌にないってことを、世間の人は普通に知っていたりするものでありましょうか。小学校の音楽の教科書には載っていましたので、てっきり文部省唱歌であると思い込んでいても誰も責めないかも知れないのであります。頭蓋骨に関しては、やっぱり人種を指摘して、性別に関して知見を述べ、外傷による骨折などがあれば死因を推定してみたり、解剖学などで得た知識を使って、いろんなことを言わないとダメなんでありましょう。

色鮮やかなタムケヤマの新緑。緋色?

じゃあ、やっぱり知識ではないのか?と言い返されると困るんでありますけれども、学校の知識などでは一般的な法則みたいなものをある程度整理された形で教え込むわけで、良くある誤解や思い込みをうまく排除すると、あとは暗記力で勝負が付くわけであります。テレビなどで出て来るクイズも、きちんと答えがあるわけであります。あとは記憶したものをすばやく思い出して、卓上のボタンか何かを早押しする反射神経があればいいわけで、そうやって鍛え上げても優秀な人は優秀なまま世間に通用するかも知れないのであります。知っている範囲での精度の高さを競っているわけで、うっかりすると死ぬまで精度の高さを競うことだけでやりくりする人も出て来ることでしょう。それだけでいいと思っている人が結構いると養老孟司さんは危惧するわけですが、何が心配なの?と不思議に思う人もいるのが問題なんであります。眼の前に置かれた二つの頭蓋骨は、当然ですが教科書に記述されるものと違っているわけで、教えられた範囲を逸脱している可能性が高いわけで、ひょっとすると教授だってそんなに検討しないで適当につかんできたかも知れないのであります。教授と学生が同じ対象物を眺めて議論が出来るかどうか、未知のものに興味を持って観察できるか、観察を客観的に述べられるか、卒業を控えた学生の医者としてあるいは研究者としての「のびしろ」を知りたいはずなのであります。

   内なる知識はすごく深いんですが、壁を築いて外には興味がないのが「バカの壁」?

さてさて、NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)の話でありますが、はっきり言って30チームすべてを把握するなんてことは普通は出来ないわけでありまして、おそらく、自分の応援するひいきのチームと、同一ディヴィジョンのライバル強豪チーム、それと去年の優勝・準優勝チームくらいを把握するに過ぎないのではないかと思うんです。プレーオフ進出チームがほぼ固まった今の段階で、岡目八目でありますから好き勝手に、今後の優勝争いの焦点と注目チームをあれこれ論じて置いて、のちのち外れた時の楽しみとしてみたいのであります。まずは、イースタンカンファレンスからでありますが、1位が確定したマイアミ・ヒートはカンファレンス決勝まで順当に上がってくることでありましょ画像う。ビッグマン不在という弱点はありますが、ジェームス・ウエイド・ボッシュのビッグスリーがしっかりしていますから、そうは崩れない強みがあることでしょう。もともとヒートのエースはウエイドでありまして、そこにジェームスとボッシュが合流したわけでありますが、だからここの精神的な支柱はウエイドであります。非常に真面目で思慮深いのでありまして、ジェームスはそこを見込んで移籍したんだろうと思います。

サツキの上にヤマトシジミ。

去年のNBA開幕時にニューヨークはハリケーンがもたらした洪水に見舞われまして、スポーツどころの話ではなかったのであります。ヒートは試合のためにニューヨークを訪れておりましたが、この時のウエイドは記者の質問に「こんな時にゲームをしていていいのか悩む」と答えておりまして、非常に人間的なコメントを残しているんであります。芯のしっかりした努力家らしい態度でゲームに臨んでいるように見えまして、だからマイアミ・ヒートの浮沈はこの人次第なのであります。チーム状態が悪くてもエースが腐らずに果敢にバスケットに向かって行くというのは、移籍先を探す選手にとって最も重要な判断材料ではないでしょうか。いつだったか、セルテックスにビッグスリーが結成されましたが、この時集まったガーネットとアレンは、おそらくセルティックスが弱かった時に孤軍奮闘していたピアースを男にしようと集まったはずなんであります。そのアレンは、セルティックスを落ち目と見たのか、今は最大のライバルであるマイアミに移籍しておりますが、移籍した時にガーネットがめちゃめちゃ怒っておりまして、「俺の携帯にはもうあいつの番号はない」って言ってたんであります。墓場まで一緒のつもりだったんでありましょう。一回戦でヒートとセルティックスが当たる可能性も残されておりまして、実現すれば因縁対決も見物かも知れません。クールなレイ・アレンとホットなケビン・ガーネット、二人の友情と決裂の物語を漫画にしたらコミック・マーケットで買ってあげますが、誰か書いてくれないものでありましょうか。どちらも、見るからに男前の容姿端麗な黒人選手であります。おっと、こんなに長くなるとは思いませんでした。ヒートのライバルチームについては、また次回。

   セルティックスは、アシストの多いレイジョン・ロンドの離脱が痛すぎました。

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