Mt.Fuji is a World Heritage site.富士山は世界遺産。(5)

いよいよイチゴが赤く熟してきまして、今年最初の収穫を迎えそうでありますけれども、やっぱり去年よりも早いのでありまして、桜も早く開花しましたが、イチゴの熟すのも早いというような、何とも言えずせっかちな春なのであります。花粉の方はようやく少なくなったようでありまして、本日はもう窓を開け放しても構わないと感じましたので、恐るべきは本画像能かも知れません。5月のゴールデンウィークまで花粉が飛散するとは思っていなかったのでありまして、寝ている時に両方の鼻孔が詰まった時には、喉の奥までカラカラでありまして、ひょっとすると肺の一部も乾燥していたかも知れないのであります。そのままミイラになったらどうしてくれたんでありましょうか。鼻血の出た時もありましたし、デパートの催し物コーナーで見付けた「ハッカ油」がなかったら、どうにもならない2ヶ月でありました。

まもなく完熟予定のイチゴ。初物です。

「ハッカ油」というものを今年になるまで知らなかったのでありますが、売り子のお姉さんが熱心でありまして、すごく花粉症に効きますよと言うのでありましたが、まさか嘘でしょと疑ったんでありますけれども、教えられた通りマスクに噴霧しますと、これがまあ鼻が通ってしまうのであります。座布団に振りかけるとダニが100%死滅するというようなものでありまして、アマゾンコムで確認するとカスタマレビューは絶賛の嵐でありまして、なるほどすごいものが世の中にはあったのであります。要するに杉などの花粉が鼻を詰まらせるアレルゲンであるなら、それを上回る刺激があればアレルゲンに対する反応が抑えられるわけでありまして、もちろんですが仕事の現場に行って何かしようとすると鼻は通るし鼻水は一時的に止まるわけで、そうした仕事という刺激と同じくらいハッカの効能は高かったということなのであります。第二次世界大戦前の日本はハッカの世界一の生産国だったのでありまして、その時のノウハウが残っておりまして、「ハッカ油」は北海道北見の会社が販売しているものなのであります。ハッカ油を1回噴霧したマスクで3時間も花粉症に有効でありまして、どうして世の中はこういうものの存在をずっと私に隠していたのでありましょう?

  ハッカ生産の名残は各地に残っているはずで、野生化したハッカもあるはずです。

日本のハッカ生産が世界の70%くらいに達した時期があるそうでありますが、そんなことはもう遠い過去のことになったようであります。今はメントールが化学合成されてしまうそうでありまして、農産物の買い付けに仲買人が右往左往していたなどと言う話がウィキペディアに書いてあっても信じられないような気がいたします。農業というのは何となく晴耕画像雨読、天気次第ののんびりした職業のように感じる人もいるのかも知れませんが、実はこれこそが商品取引の大本でありまして、世界の生産地の状況やら、世界の経済動向、ちょっとした金利の上がり下がり、株式相場の変動を受けまして、現場ではてんやわんやの買い付け騒ぎが発生するものなのであります。古米を求めてトラックを乗り付ける業者の姿を見たら、都会の人は震え上がることでしょう。

また別の完熟予定のイチゴ。

知っているのか?と聞かれたら、そんな瀬戸際の所は見たことが無いのでありますが、何となく噂に聞いたり、見て見ぬ振りをして過ごした子供時代がありました。第二次世界大戦前は、葉たばこだか絹糸だか、ともかく換金性の農産物をめぐって村ぐるみで詐欺にあって、東京まで代表が直談判に及んだなんて話が耳に残っております。ちょうど古紙回収の仕組みと同じでありまして、古紙の相場が上昇すると業者は定期的なゴミ回収の先回りをして、新聞紙の束などをゴミの集積場から引き抜いて参りますがああしたことはよくあるのです。中国経済の活況を受けて、田舎で銅製品やら金属類の盗難が相次ぎまして、ついには電線が盗まれる、橋の欄干が抜き去られる、マンホールがなくなるなんて事があって、のんびりした田舎がパニックになったのは5年くらい前のことであります。全国ニュースで流れていたのかどうか、そのあたりは分からないのであります。ハッカをめぐっても昭和の初めあたりは詐欺まがいの買い付けがあったようでありまして、農業というようなものは生き馬の眼を抜くような目利きがいる土地でないと盛んにはならないものなのであります。その代表格は二宮金次郎でありまして、彼の銅像が背負っている薪は自家消費の燃料ではなく、他人の土地で拾い集めた薪を街に売りに行くはずなのであります。

   『二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?―人口減少社会の成長戦略』 (文春文庫)

書いたのは猪瀬直樹さんでありまして、もちろん東京都知事の現職の方であります。この本は平成19年(2007)に出た本でありますが、二宮尊徳金次郎がどういう人だったのかと言うことを知る点でも有益でありますけれども、経済を知り経営を切り盛りすると言うことがどういうことなのか、具体的に分かるという点で有益な本であります。金次郎は若い日に貧しい生活に甘んじるんでありますが、そこからの這い上がり方が書いてありまして、ものすごく勤勉でなければ成画像立しないような暮らしぶりでのし上がっていったのであります。私利私欲を前面に押し出さなくても、才覚と勤勉さによって金を手にすることができるということを身を以て実践したと言うことなのであります。経済関係の株屋さんなどは宗教の方へ行ってしまったりするようですが、金次郎の場合は経営手腕のすばらしさが宗教のように崇められたという典型でありまして、目からウロコが落ちる本ですから読んでおいて損はないのであります。

シャリンバイの咲く様子。

2020年のオリンピック招致問題で、猪瀬直樹知事の発言が問題視されたようでありまして、要するにライバルとなっているトルコのイスタンブールを中傷するような発言があったと、ニューヨークタイムズが取り上げたのが発端であります。トルコというのは親日意識の強い国として知られておりますが、その背景は日露戦争に日本が勝ったことでありまして、トルコを圧迫していたロシアを極東で日本が痛めつけたからでありますが、さて今でもそのままかどうかはこれから分かることでしょう。30年くらい前の話でありますが、地中海をフィールドとして研究していた若い研究者がトルコを訪問しまして、警察か何かを取材していたら、日本では一般人のピストル所持ができないということを相手が聞いていたようでありまして、その研究者にピストルを渡して、警察署のビルの下を歩いている通行人を撃っていいよと言ったそうでありまして、命の軽さにびっくりしたというような話でありました。さて、今回の知事の発言に対してトルコからピストルの弾(たま)のようなものがが飛んでくるのかどうか。

  日本で日本人の発言を考えるのと、海外の反応はまた別のことでありましょう。

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