Please sit down calmly.しづかにおすわりなさい。(9)

まあ、何と言いましょうか、残念なことはあるものでありまして、都内某所に花火大会を目当てに繰り出しましたが、見晴らしのいい場所に大勢の方が場所取りをして並んでおりまして、その間にちょいと紛れ込んであと一時間というところで、正面から黒雲が勢いを増してそびえたつのが見えまして、やばいんじゃないの、マジ? などと画像ふざけておりましたが、急に冷たい風が吹き始めまして、これって風速何メートル? もしかして中止じゃね? というような会話を交わしまして、会場に向かう人の波に逆らいまして戻ってまいりました。案の定、潜伏場所に戻るや否や、バケツをひっくり返したような大雨でありまして、気温はさっきまで30度くらいだったのが、あっという間に10度くらい下がりまして、雷もずんずん落ちたのであります。

我が家の庭ではトマトが大収穫。

本日はいろんな用事が重なっておりまして、目の回るような忙しさでありました。それなのに合間合間は妙な待ち時間がありまして、しんねりと本を斜め読みする機会に巡り合いまして、気になった本は3冊ございました。ひとつは『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(西原理恵子)でありまして、単行本でありましたが出版社のチェックを怠りました。西原さんは、週刊朝日の「恨みシュラン」というような連載で世の中に露出したと思うのでありますが、世に出るまでの経緯などがあけすけに書いてありまして、なるほどとうならされたのであります。四国は高知県から東京の武蔵野美術大学に進んだ人でありますが、このあたりの彼女の生き方は、多くの人に参考になるかもしれないのであります。高校時代の裁判の話も、ぜひとも道徳の教科書などに掲載すべきでありまして、同じようなことは注意深く世の中を渡れば耳にする話でありまして、えぐり方の深さは半端ではないのであります。なんとなく、修羅道というようなことばを想起したのであります。

  食べログのぬるさを考えると、あの『恨みシュラン』の破壊ぶりが懐かしい。

次に読んだのも漫画家のものでありますが、こちらは正攻法に漫画の話題なのでありまして、『漫画がはじまる』(井上武彦・伊藤比呂美)でありますが、伊藤さんが『スラムダンク』のファンというところから、作者の井上さんに迫るのでありまして、膝を打つような会話の応酬が繰り広げられております。これも出版社を失念しましたが、気画像になる人は自分ですぐに調べるはずであります。何が面白いかというと、井上さんは美大進学を一度は考えて断念した人でありまして、地元の熊本大の文学部に進んだそうです。それが『少年ジャンプ』の新人発掘システムに乗って世の中に出てきたのでありまして、どこか西原さんの生き方とも通底するのであります。こちらは九州熊本の人でありますが、とにかく出来合いの大学教育というシステムなんか信用しないで、ダイレクトにやりたいことにアクセスするのが肝心だったのであります。

毒草、ヨウシュヤマゴボウ。

3冊目のつもりはないのですが、毒草の本も読みまして、そこにはこのヨウシュヤマゴボウの危険性も指摘されておりまして、こいつはなかなか侮れないのであります。今年は我が家の庭に至る所に出現しまして、さびた鎌をふるって何本も血祭りにあげましたが、行く末を見届けようとギボウシのそばの1本だけは残してあるのであります。身の回りは毒草ばかりでありまして、とてもじゃないが山菜摘みなんて怖くてできなくなるはずであります。それはともかく、3冊目は『坊ちゃんの時代・第5部・不機嫌亭漱石』でありまして、読んだことがあるような無いような本でありまして、古本屋で見かけると買おうかどうしようか悩む本の一つでもあります。夏目漱石の親と樋口一葉の親が役所の同僚で、二人は許嫁(いいなずけ)だったという話は、何度読んでも頭に入らないのでありまして、今回も驚いたのであります。

   2時間余りで4冊5冊の本を斜め読みして、久しぶりに読書の快感を味わいました。

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