Reporting is hard.日本の外形は変りました。(3)

日本の標準時刻というのは、私の記憶が確かならば兵庫県の明石市のはずでありまして、これは東経135度に位置しているからだと思うのであります。しかしながら、日本の標準時刻は東経135度を基準にしているだけで、別に明石市を基本に据えているということではないようであります。国立天文台の「今日のこよみ」欄を使って遊んでいるうちに、面白いことに気が付きまして、それはどういうことかというと明日3月17日、富山県富山市は日の出が午前6時ちょうど、太陽が最も高くなるのが正午、そして日没が午後6時、何だか非常に理想的な時刻でありまして、画像昼間が12時間きっかりありまして、見事なものなのであります。東経135度上に無い富山市なんですが、どうしてこんなことになるのか、誰か専門家の意見を聞いてみたいものであります。逆に言えばどうしてほかの地域は昼間が12時間でも、日の出日の入りの時刻が午前と午後の6時ちょうどにならないのか、そこのところは譲ることのできない一線という気がいたします。

水仙の花の接写。真ん中に卵子があるそうです。

いきなり「卵子」という言い方もどうかと思うんでありますけれども、水仙のことを考えておりまして、こういう時は牧野富太郎博士の意見を訊くのがよかったりしますので、講談社学術文庫の『植物知識』をちょいと眺めてみたのであります。やはりこの博士は筆が立つのでありまして、豊富な知識と、そうとうな好奇心によって植物を眺め、人がどきりとするような核心を突いた発言をしますので、油断ならないというか、その毒によってしびれてしまいそうであります。前書きをちらりと眺めましたら、花というのは露出した生殖器であるというようなことを、開口一番言い出しまして、動物の醜い生殖器とは比べ物にならないのだなんてのたまうのであります。要するに子孫を残すための人体の一部を生殖器というわけで、そりゃそうかとおもうのでありますが、博士はそのあと、だから子孫を残さんような者はけしからんとか、独身者はいかんのだというような攻撃的な姿勢を見せて話を締めくくりに行きますので、度肝を抜かれるのであります。水仙の卵子は実を結ばないそうでありまして、要するに無駄な卵子なんですが、その代り球根(のようなもの)で増えるのであると教えてくれております。地中海あたりの植物が中国経由で日本に入りまして、だから水仙と音読みの名前なわけで、大和言葉でこの花を何というのでありましょう。日本名はないのかもしれません。牧野富太郎博士によると、中国の人は金盞銀台と呼ぶそうでありまして、「きんさんぎんだい」と呼ぶのでありまして、金のさかずきに銀のお皿みたいな意味でありましょう。開花した手と違って、例年通りの色合いに戻りまして、確かにお皿は薄い黄色、カップは濃い黄色であります。球根をすりつぶしたものは乳がんに効くなんてことを書いておりまして、何かと刺激的な本であります。

   何年か前にも同じようなことを書いているはずでありますが、面白さはピカイチであります。
 

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