I burn her favorite scent.智恵子は年中此所にゐる。(2)

午後2時くらいが最高気温かと思っておりましたら、その後じわじわと気温が上がっておりまして、5度くらいなのが6度くらいになっておりまして、じゃあ暖かいのかと言ったら、結構夕方から暖かいのであります。要するに、この体というのは、…もちろん私の体の話でありますが、昼間は気温が上がり、夜は気温が下がるということを基本的に組み入れて生きているようでありまして、夕方になって気温が低下しなければ、何となく暖かいと感じているような画像のであります。ほかの人もそうなのかどうかは不明ですが、10分とか30分とか1時間とかの時間の推移の間にどれだけ気温が上がったか下がったかで、体感温度がそれとなく決まっているようなところがあるんじゃないでしょうか。どんなに気温が低くても、1時間に3度の上昇があれば暑いと感じたり、1時間に3度も下がれば寒いと予感するわけで、下がるべき夕方に気温が上昇したらこれはもう暖かいのであります。たぶん。

わずか一週間くらいで膨らんだ水仙の花の芽。

iPhoneのアプリにLINEというのがありまして、ちょっと物議をかもしております。携帯電話が普及し始めましたときには、電車の中なんかで携帯電話で通話する人がいまして、大問題になったものであります。要するに、その場の雰囲気にそぐわない会話やら馬鹿笑いやら、お愛想やら喧嘩腰の怒鳴り声を発するものですから、電車なんかでの通話はご法度になりました。メールができるようになると、器用に片手でメールの早打ちをする人が話題になりまして、たしかに妙に爪の長い女性が不思議な操作を繰り返してメールを打ち込んでいたりして、それはもう見事だったのであります。iPhoneになりまして、なんだかいちいちアドレスを打つのなんか馬鹿らしいと思っている間もなく、LINEが普及しまして、これはもう会話レベルで応答ができますので、便利この上ないのであります。メールはもう知らない人から来る迷惑なものに成り下がりました。ほんとに、LINEは便利でありまして、待ち合わせの時なんかも大活躍であります。ただし、社会性のない子供なんかだとついつい本音を書きこんでもめるのは必然であります。誹謗中傷、悪口、あてこすり、皮肉、そういう攻撃的なことは、LINEの場合何となくしてはいけないだろうと思うのでありますが、ついうっかり感情的に書き込んでもめにもめることでしょう。今問題なのは、相手の書き込みをLINEにアクセスしてのぞき見ますと、相手の発言のところに「既読」という表示が出るのであります。「既読」とはまた随分固い熟語が使われたものであります。「見ました」とか「見ちゃった」ということでありましょう。たとえば、4人でLINEをすると、私の発言は最大「既読3」になるわけでありますが、そうなったまま他の3人が何のアクションもしないことが発生するわけです。世間の若者はこの状態に耐えられないのであります。普通の若者はリアクションがほしくて参加しているわけですから、自分の発言が読まれたにもかかわらず、だれも実のある反応をしないと落ち込むのであります。私なんか誰の反応も期待しない発言をするわけで、「既読」と付いても気にも留めないのであります。反応を当てにする方が普通でありまして、ひねくれ者の私は反応なんて期待していないわけです。

  どんな書き込みかというと、「早寝早起き」とか「おうい雲よ」とか、そんな発言であります。

「おうい雲よ」というのは、山村暮鳥という詩人の短い詩でありまして、のんきな詩なのであります。そこには、「磐城平」という地名が出てきまして、詩人の居る場所は磐城平以外の場所ということになるのであります。この詩人は明治17年(1884)群馬県に生まれ、キリスト教の伝道師となった人でありまして、秋田や仙台や水戸にいたそうでありますが、大正13年(1924)に茨城県の大洗町で死去したそうでありまして、亡くなった原因は結核だったようであります。大正時代には死の病でありますから、どうにもできなかったことでありましょう。今から90年前に40歳で亡くなったのでありますが、亡くなった年は関東大震災の翌年であります。「おうい雲よ」で始まる詩は「雲」というタイトルでありますが、これは生前に入稿して死後に出版されたとWikipediaは伝えておりまして、だとすれば、「雲」における作者の位置は茨城県の中央部、水戸からも遠くない大洗海岸あたりであったと言えることでしょう。南風に吹かれた雲が北に流れれば、それは福島県の磐城平の方を目指して行くことになるのです。引用もとは文春文庫plusの『教科書でおぼえた名詩』(文藝春秋編)でありまして、2005年5月10日にでた文庫本であります。


画像  雲     山村暮鳥

おうい雲よ

ゆうゆうと

馬鹿にのんきそうぢやないか

どこまで ゆくんだ

ずつと磐城平の方までゆくんか




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