Only I know all.ついに漱石『こころ』を読み通す(4)

いろんな事件、いろんなことが起きまして、どうやら外食で鶏肉は食べられなくなるのでありましょう。あの事件で気になるのは、賞味期限の切れた鶏肉を再販売していたようでありますが、その場合食味はどうだったのか、あるいはお腹は壊さなかったのか。もし仮に、再出荷されたものが十分美味しくて、腐っていたりしないで、それなりに消費されていたということになると、むしろ出荷した工場はものすごく品質管理がいいということになりはしないか。普通は冷蔵したりすると次第に品質が落ちますが、そうでもないのかどうか、非常に気になるところであります。いつだっ画像たか、雪印かどこかの会社が問題になりまして、肉に関してはとんでもない会社もあったと思うのでありますが、あれ以来、買って来た肉が劣化することが少なくなったような気がするのです。以前はすぐに傷んでいたものが、近ごろは管理がいいのか容易に腐らないのであります。それとも防腐剤を惜しげもなく投入する方向になったかもしれませんが、見たところ衛生管理が上手になったような節があります。

サルスベリの一輪の様子。

事件が起きると、その前後の記憶が鮮明に残りますけれども、要するに意識にのぼらない状態で結構いろんなものを見たり聞いたりして、さらには記憶しているようであります。それが、インパクトの強い事件とともに、意識の下から掬い上げられて、物事を合理的に解釈するために、映像や音声やにおいや、それにまつわる感情が意識にのぼって、整合性の高いひとつの場面として再構成されるのでありましょう。そして、それがあまりに衝撃的だと、忘れられないことになりまして、何かのきっかけで臨場感のある恐怖の記憶として再現されてしまうようであります。PTSDというのは、たぶん最近の言葉ですが、アメリカのドラマなどを見ていると時々問題になります。”Post Traumatic Stress Disorder” でありまして心的外傷後ストレス障害というものなのであります。昨日の朝日新聞を見ていたら、『こころ』に関してお医者さんが、先生というのはこれなのだと解説していて、非常に説得力があって納得であります。それを、専門家が読んでも手落ちのない内容に夏目漱石が小説化していて舌を巻くというような話なのであります。なるほど。しかし、『こころ』下巻「先生と遺書」の第48節は、たしかに重要な問題を孕んでいることは間違いありません。そのことは、また後で。

  友人の自殺を目撃し、それを抱え込んで、やがて先生自身も自殺へと傾斜した様子。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック