The weather is changeable.秋の空(9)

まあ、人間というのはいろんな失敗をしながら生きていくわけでありまして、恥ずかしいことは限りないのであります。そう思って頭をよぎりましたのは、故郷の我が家が庭を芝生にしていたことがありまして、穴を掘ってゴルフのパター練習ができるようになっていたことがありました。パターの練習だけをしていればよかったんでありますが、ある時、いわゆるティーなるものを据えまして、田んぼの方へ打ち始めまして、そりゃあ農閑期の田んぼに打ち込むのは爽快でありま画像すが、庭には岩が転がっておりまして、そのうちティーショットの弾道が低くて岩に当たったわけであります。それがパコーンと音がして私の脇を通過して我が家のガラス窓を打ち抜いたことがありました。野球で言うとピッチャー返しと同じ理屈であります。うわあ、やってしまった。すかさず、納屋のガラス窓のガラスを外しまして、割れたガラスと交換しましたけれども、納屋の方は割れたのが10年くらいそのままになっていて、見るたび胸が痛んだものであります。

こちらをぐっと見つめるカマキリ姉さん。

サッシになる前のガラスでありますから、それほど厚くはないのでありまして、ゴルフボールなら容易に割ることが出来るわけであります。それからはなるべく田んぼを前にした農道で打つ事にしましたが、それがおそらく10歳くらいのことであります。あのまま練習していたら、ひょっとしてゴルファーの誕生だったのかもしれないのでありますけれども、子供のころにゴルフをしてたなんて内緒であります。同じような事なら、家にあったスキー板をはきまして、真冬に近所の国の牧場地内に入り込みまして、クロスカントリーをしていたなんてことも、これまた内緒であります。どこにも柵のない時代でありまして、雪でも降ろうものなら一面の銀世界、田んぼからついつい牧場に入り込むのは致し方ありません。昔は牧場と一般の土地との間には溝があったんですが、ほったらかしだったので、その溝が埋まってしまっていたのであります。だいたい、夏に用意されていた川の泳ぎ場は、その牧場を横切って行くように設定されていましたので、管理が緩かったのでありましょう。牧草と防風林と、それから日本百名山の一つに数えられている山が遠くに見えまして、人家は見えてもちらりほらり、気の遠くなるような広大な風景でありまして、それは別に北海道の話ではないのであります。だから、田んぼでゴルフボールをスコン、スコンと打っていたって、昼間なら咎める人なんか誰一人いなかったのであります。

  たぶん11月の半ばだと氷点下の中を季節風が吹き抜けまして、外遊びはもう無理でした。

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