A fool may give a wise man counsel.負うた子に教えられ。(2)

今朝のことですが、我が家の塀の外側に、脱皮し損ねた蝉の亡骸がのこされておりまして、ぎょっとしました。無事に抜け出せば、残るのは蝉の抜け殻なんですが、抜けられずにそのままそこで頓死したようであります。そう言えば、去年はナミアゲハが玄関先で脱皮に失敗して転がっておりましたが、もしかして昆虫の世界によくない状況が発生しているのかもしれないのであります。子供の頃のことを考えて見ますと、ある時期から農薬をばんばん使うようになりまして、それはほら農協なんかが仕入れて配布するものでありまして、やむなく誰もが散布したんですが、その結果子供はお手伝いを要求されなくなりまして、親は非常に害のあるものだと分かっていて撒いていたことがわか画像ります。農薬が導入された時期と、減反政策の登場が軌を一にしておりまして、何事かが狂い始めたということの証であります。農家はひたすら兼業にいそしみまして、休日あるいは平日の早朝・夜半に片手間で農業を営みまして、その結果日本の農業は脱皮し損ねたのであります。お米は今年になってからは従来の半額でありまして、主食だからそれでいいわけですが、農協はもう優遇されないらしいのであります。もう票田は存在しないから。

持ち直して咲いているサルスベリ。

就職希望の学生にアンケートしまして、人気の企業をランク付けするというのは、この何十年かの伝統でありますが、東芝という会社は、おそらくずっと上位だったはずであります。しかし、10年くらい前から業績が悪化していて、それを粉飾するのに会社ぐるみで努力したようで、さぞや人気企業に入ってご満悦だった社員の多くはがっかりしたことでしょう。考えてみると、東芝の商品をこの何十年か買った記憶がないのでありまして、いつの間にか目玉商品の乏しい企業になっていたのかもしれないのであります。そう考えると、実は名前は有名でもその会社の製品を近ごろは手に取ったことがないという会社が、いくつもいくつも思い浮かぶのであります。要するに、会社と言うような物は50年100年は持たないようでありまして、かつての人気企業が今では存在しないという会社もあるんであります。傾いた会社でリストラの担当になり、みんなを辞めさせたあげく、自分も辞めて出て来たという方に会ったことがありますが、あれだけ有能なら、リストラではなく立て直しにその手腕を使えば、誰も辞めず、本人も社長になったのじゃないかとまで思ったものでした。人を切り始めたら、会社はもう存続が難しいのであります。一人二人と辞めさせて行くくらいなら、一件二件と仕事を探して受注すればよかったのにと思うのは、どこか間違っているんでしょうか。責任を負うべき人が、誰かに責任転嫁するから、リストラになるのであります。リストラの責任者になった瞬間に、会社を本人が辞めた方が良かったってことであります。東芝はどうか。

   そう言えば、東芝クレーマー事件というのがありましたが、記憶の彼方。

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