Zeal has wings.熱しやすく冷めやすい。(8)

暑さ寒さも彼岸まで、なんてことを長く生きてきた中で何度か聞きましたけれども、なるほど、言い得て妙であります。どんなに寒くても、春のお彼岸になると急に暖かくなるわけで、そりゃまあ、昼と夜の時間が同じになりまして日照もありますし、太陽が北半球に戻って来るからでありましょう。急に暖かくなると服装に困るわけで、本日はジーパンとデニムのシャツを引っ張り出しましたが、ちっとも寒くないのであります。道理で膝もカクカクしないのであります。

たまに行くハードオフの店舗がありまして、まあ電化製品の中でも、ゲーム機だとかパソコンだとか、それから楽器なんかを扱っている店であります。ジャンク品も多くありまして、機械に詳しい人なら大喜びのパーツの山なんでありますが、久しぶりに行ってみて、ちょっと配列が変わっていたりしたので、物珍しく一周いたしました。そんなにしげしげと眺めたわけではないのでありますが、しかしながら世の中の変化を少々感じました。

本日はプリンターの予備になるようなものを何となく捜したのでありますけれども、これがまったくの空振りであります。少し前までは、よくあるメーカーの普及版が置いてあったものですが、これがまったくなくなって、片隅にジャンク品のプリンターが押し込めてありました。もう、プリントアウトする時代ではなくなったかもしれません。10年前なら、気に入った記事や必要な地図を見ると、さっそくプリントアウトしてファイルしたものですが、もうまったくそんな必要はなくなりました。

目立ったのは、ラジオの付いた製品のジャンクの山であります。不具合があってジャンクなのか、それとも持ち込みが多くて面倒だからジャンクなのか、しばし考えました。カセットが付いていたり、CDプレーヤーが付いていたりするわけですが、何となく壊れていないような気がするのであります。大量ですから、ラジオの受信専用機が要らなくなったという影響もありそうなのであります。今は、ネットでラジオがつつがなく聞けるのでありますから、それらは使えても捨てられたのであります。それに、カセット、CDを買うことがもうないのであります。

それと、ディスプレーは並んでいましたが、パソコンが見当たらないのでありまして、モバイルとしてのパソコンは急速に姿を消しつつあるかもしれません。だいたい、大学生がパソコンを知らないで入学する時代でありまして、スマホは必需品でも、パソコンは必需品ではないことでしょう。そういえば、YouTubeにNECのコマーシャルがアップされていて、ワープロの文豪シリーズでパソコン通信するという内容です。和久井映見さんがパーティーの文面を作り、大量に送信しているという内容だったのであります。Windows95が登場する寸前、日本はワ-プロがパソコン機能を備えつつあったのであります。まさか、ワープロ文化が崩落するとは誰も予想しなかった頃の懐かしいコマーシャルであります。

さらに、デジタル以前のカメラが、これはもうケースの中にごちゃごちゃと積まれていまして、ファミコンの操作盤や、Wiiのハンドルみたいな扱いであります。うやうやしく扱われていた時代を知る人は卒倒しそうでありましょう。たぶん、いまでも使えるものですが、もう大切に扱う必然性がないのであります。カメラはもはやゴミだ。そして、携帯電話が見当たらない。一時期は結構置いてありましたけれども、もはや中古市場には出てこないのかも。ただ、店内をくまなく見たのではないから、どこかにあるかもしれなかったのですが、見当たりませんでした。

  時は流れ、世の中は変化してゆくのであります。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック