Quick and meat quick at work.それも芸の内。(5)

気が付けば5月も終わりでありまして、12カ月もすでに5カ月を経過したわけであります。これをパーセントで表示すると、41・67%でありますから、一年のほぼ42%が終了したわけで、一年の半分ももうすぐなのであります。暖房も冷房もいらない日などというのは、実は一年の内に少しもないのでありますが、築60年になろうかという和風住宅だと、この時期は結構快適でありまして、昼間もエアコンのお世話にならずにしのげるのであります。

YouTubeを最近見ていて気が付いたのでありますが、一時はテレビ番組をそのままアップしたような歌謡曲やドラマのコンテンツが普通でしたが、いわゆるユーチューバーが増えたのか、何事かを語ったり、説明したり、啓蒙したりする番組がぐんと増えました。15分くらいで解説するスポーツのコーナーも充実しまして、野球やサッカーやバスケットが好きな人なら、おそらく時間を潰すのは簡単であります。5分くらいで豆知識を紹介するコンテンツも充実し、さらには数学の問題を解いて見せる、なかなか上手な番組もありまして、某公共放送の高校生向けの番組より、ずっと見ていて楽しいのであります。YouTubeがテレビを超え始めたのであります。

YouTubeで気まぐれにある種の番組を見ると、それが好きなんだと判断されてしまうようで、次にYouTubeを開くと、ずらりと関連するものが並んだりします。別に気に入ったとクリックしたわけでもないのに、試しに見て10秒で必要ないと判断したような種類の番組でも、延々と繰り返し候補に上ってきたりするのでありますが、さてそれはどうしたものか、困ったりするわけです。YouTubeの親切が、こちらには邪魔であります。その種のものの中に、「金持ちはそれだけ習慣としている」とか「貧乏人はこんなことをしてしまう」というようなコンテンツがありまして、たぶん世の中に出ようとしている若者で、自分が貧乏側だとびくびくしているような人を、狙い撃ちしようという番組なんでありましょう。

貧富の問題は若者には重大でありまして、できたら平凡な家庭環境から脱出して金持ちになりたいとか、豊かな生活を享受したいという野心を刺激するのは目に見えております。これって、学校生活ではタブーでありまして、何がどうなると成功して金持ちになれるかは内緒であります。何となく、先生の言うことを聞いて、せっせと勉強してよい学校へ進学すれば、就職もうまく行くというのが学校のスタンスですから、底辺校の子供が一発逆転するギャンブルを推奨したりはしないのであります。ともかく、その手のものをYouTubeで見ると驚くほど雑な内容でありまして、駄目だとすぐに分かるわけで、もしみんながそれを見ても役に立つ内容ではなく、その作成者が多少儲かるだけのような気がいたします。作成者が単独ならともかく、やらされているならお駄賃は雀の涙かもしれません。

同じようなものとしては、「異性に好かれるコツ」とか「異性に嫌われる態度はこれだ」というようなもので、それならかつては恋愛を扱うサイトの記事などでおなじみだったもので、それを多少の動画を交えてまことしやかにYouTubeに載せているようであります。金を儲けるノウハウも、異性にもてるノウハウも、机上の空論でありまして、具体的にどこの誰の体験とも分からないような薄っぺらなものでありまして、見るだけ損をするようなものなのであります。タイトルがいいと、ひょっとしてと期待して少しだけ覗くんですが、全部、ほとんど駄目なのであります。そして、一回でもそんなものを覗くと、延々とパソコンを開くたびに候補に上がったのを見ることになります。

  ユーチューバーというのは、たぶん割に合わないことでしょう。

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