Seventeen-syllable verse . 五月雨を あつめて早し 最上川(芭蕉)(4)

画像キンカンは今どうなっているのか、ということでカメラを向けてみました。どことなくユーモラスな幼虫がおりまして、葉っぱも枝もばりばり食べたあとのようであります。もちろん、花が咲いて小さな実があったんでありますが、そんなものはこいつの腹の中にとうに消えてしまったわけです。私の育ったところは、冷涼な高原でありまして、ミカン科の植物なんか目にしたことがないわけです。そうすると、ミカン科の植物を食べて育つ、こういう幼虫も見かけなかったのであります。

これは、ナミアゲハという蝶々の五齢幼虫であります。

ナミアゲハ(並揚羽)というのは学名が Papilio xuthusでありまして、チョウ目・アゲハチョウ科に分類されるチョウの一種なのだそうです。もはや私は昆虫博士のような博識ぶりですが、買いかぶってはいけません、すべてはウィキペディアの引き写しでありまして、世間のブログの八割方はパクリであります。パクリであると言わないで、真似をいたしますから、誰もが博識なのであります。私は、虫など捕ったことがありません。ただし、我が家の玄関には虫取り網が常備してありまして、これは家の中に侵入した虫をつかまえるためのアイテムであります。

   腕力が私より強いはずなのに、女子供というのは時々おしとやかを装うんでありますが、納得いきません。

画像ホオズキの現在はどうなっているのか、ということでカメラを向けて見ました。テントウムシというのは、愛すべき益虫なんですけれども、しかしこれだけやられてしまいますと、こやつら生かしてはおけん、というような無法地帯なのであります。ホオズキの葉っぱが見るも無惨に食い荒らされまして、その凶悪事件の現場に、二匹のテントウムシがうろうろしているではありませんか。これはもう明らかに現行犯逮捕の対象でありあまして、私には何の権利もないんですけれども、こうして告発してみたいと思います。

テントウムシにも引退して欲しいです。

ナナホシテントウ虫とはちょっと違うような気がいたしまして、調べてみると、ホオズキがナス科の植物でありますから、ナス科にとりつく悪いテントウムシはオオニジュウヤホシテントウという種類でありまして、それがこれかどうかは分からないんですが、この食いっぷりは、もはや益虫の雰囲気ではありません。色からすると、ルイヨウマダラテントウかも知れませんが、とにかく駆除しないと、ナス科の植物はやられてしまいそうであります。

    朝顔の 今咲きぬべき 花の上に おぼつかなくも 残る月かな(樋口夏子)

画像昨年は入谷の朝顔市に出向きまして、何をどのように買っていいのか分からないような人出なのであります。前から横から押し合いへし合い、色とりどりでありまして、目移りすることおびただしいことでありました。日本橋のあたりから、地下鉄を使って出向いたのですが、どこをどう歩いていいのやら、入谷の鬼子母神のあたりで進退窮まりまして、どうしようというようなお上りさんだったのであります。去年は、茶色の朝顔が目玉でありまして、これを団十郎と申すそうです。

ほんとうに茶色だったんだってば。

そう言ったって誰も信用してくれないんであります。念のため、ネットで検索してみると、ほら、言った通りでやんしょう、おいら嘘偽りを申したことはないんでありまして、こう見えても浅草で十一代を伝えるホラ吹きの家柄でありまして、ちゃきちゃきの江戸っ子だい、というのは真っ赤な嘘。田舎も田舎、府立一中の先生が耳を疑うようななまりの吉田くんの幼なじみの孫であります。吉田富三くんの初恋の人は、おいらのばあちゃんに決まっているでねえか。それにしても、朝顔が茶色というのはすごいものがありますね。ちなみに、樋口夏子さんは、歌手でも女優でも、なでしこジャパンのフォワードでもなく、この人は樋口一葉という名前で知られた小説家であります。この歌をどこで知ったかというと、これは与謝野晶子さんの『婦人百人一首』という企画の末尾を飾るものなのでありますが、趣向が大変よろしいので紹介してみました。解説は次回と言うことで、今回はこの辺でおいとま仕ります。写真は、去年の10月に咲いていた、我が家の緑のカーテンの朝顔。普通の色であります。

    団十郎は、どうぞ検索しておくんなまし。ほんとにびっくりするような色合いの朝顔なんですね。

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