テーマ:記憶

I do not mind returning. 峠を越える。(3)

自分の祖父母の死ということを考えると、それを体験した子供の頃や若い頃の感じ方と、祖父母の年齢に近付いた現在の感じ方に若干のずれがあるのであります。祖父たちはそれぞれ残念な亡くなり方をしておりまして、一人は病死、もう一人は事故死であります。祖父たちの生まれた年というのは正確には聞き及んでいないのでありまして、どちらも明治時代の半ばであるこ…
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I should have said it. もう一度見つめて。(8)

子どもの頃学校で習ったことで、今でも通用することがどれくらいあるのか、ひょっとすると少ないのではないかと思ったりします。何を教わったと思ったのかということも、考えてみると怪しいのでありまして、何だか何も教わらなかったかもしれません。コペルニクスが地動説を唱えた、という話がありまして、近代科学の夜明けを告げるような話なのでありますが、最近…
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I should have said it. もう一度見つめて。(7)

不思議なことというのは、人生にはたまにあって、一つの法則のように感じられることもあるのであります。たとえば、引越しをしますと、最初に入った店というのがどういうわけかその後全く利用しなくなる、ということがあります。引っ越すという非日常の経験の中で、普段ならまったく見向きもしないお店に目が留まり、せっかくだからというような感情でそこへ入って…
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I should have said it. もう一度見つめて。(2)

故郷というのは、人気もないような高原でありまして、今はさすがに家が立ち並んで田園というよりは市街地化しているのであります。鄙びたところから一番近い街に出ると、当時は結構にぎわっていたものであります。その、地方の中心地である商店街の真中に、結構流行っている鮨屋兼うなぎ屋がありまして、私は一度くらいしか入ったことがないのであります。高校生だ…
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Will you be looking at me? 遠くで叱って。

子どもの頃の初夏の頃の話であります。春の到来が遅い高原のことでありまして、我が家の正面にある南の山並みは、ようやく新緑を迎えたくらいで、それも自然林でありますから丈も短くて、その林の中に蕨なんかが芽吹いているはずなのであります。年長の姉などに付き添われて山肌を経巡りますと、ところどころこんもりと茂みを為しているのはツツジでありまして、そ…
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In the tub we soak until neck. どっぷり浸かる。(6)

考えてみると、学生時代が最も活発でありまして、社会人になってからはまったく新しいことにチャレンジすることがなくなり、この10年に至っては、もはや過去の回想をするばかりで、新しいことに挑戦するなんてことは乏しくなっているのであります。そう書いて見て、これは結構嘘だなと自分で思うのでありますけれども、夏休みを機会に過去を振り返ってみたら、若…
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In the tub we soak until neck. どっぷり浸かる。(5)

江戸時代ならお伊勢参りというのは、一生に一度の大行事でありまして、これに大金をつぎ込んで旅行するのが流行したわけであります。皇室の守り神でありましょうから、それは、それは、ありがたいものだと人々に思われたわけでありますけれども、それぞれの時代に流行してしまえば、あえてその由来を尋ねる人なんてよっぽど学問をひけらかす人でありまして、普通は…
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In the tub we soak until neck. どっぷり浸かる。(3)

大学生だった夏休みに、何度か木曽へ出かけまして、どうしてあのころ木曽だったのかということは考えてみてもいいのかもしれません。もうさすがに江戸時代の宿場の情緒というのが消えかけていて、あの山の中に残存しているというのが奇跡だったのでありましょう。都会がコンクリートと鉄とガラスによってつくりかえられた時期でありまして、それに対するストレスの…
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In the tub we soak until neck. どっぷり浸かる。

古今東西の歴史の中で、首までお湯に浸かってお風呂に入るのは、古代ローマの人々と現代の日本人だという話がありまして、塩野七生さんがどこかに書いていたのかもしれません。『テルマエ・ロマエ』の映画を見た時に、ああこの発案は塩野さんの指摘に触発されたんだろうと思ったものであります。西洋のバスタブを見たら、首までどっぷりお湯に浸かるというのは無理…
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Happiness is a horizontal line. 胸の奥の風。(9)

夏休みというのは、地域によって時期がずれておりまして、これはもちろん大学なんかの夏期休暇も大学によって時期はまちまちなのであります。涼しい地方は8月20日くらいから二学期が始まるわけで、これに対して関東地方などは9月1日から始まったりするのであります。両方の地域を行き来しなければ違和感は生じないのでありますが、従兄弟なんかがいる場合には…
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Happiness is a horizontal line. 胸の奥の風。(7)

さて、高校一年生の時の夏の話でありますが、従兄弟が友人を連れて我が家に宿泊しまして、翌朝、衣料品店を叩き起こして父がジーパンを手に入れ、それを履いてぜひ客人を観光地に案内せよとのご宣託でございました。通学用の学生服のほかはパジャマしかないような男子でありまして、そこに急にあれだこれだというわけですから、これはもうネジが飛んだのでありまし…
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Happiness is a horizontal line. 胸の奥の風。(6)

小学校の三年生の時のことだと思うのでありますが、夏休みに同い年の従兄弟が妹を連れて東京から泊まりに来たことがありました。その兄妹は母親を亡くしたばかりでありまして、亡くなったとは聞いていても、詳しい病名などは耳にしたことがないのであります。父親は、父方の叔父でしたが、なかなか夏休みが取れない職業だったので、祖母が面倒を見ていて、一緒につ…
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Happiness is a horizontal line. 胸の奥の風。(5)

ソフトボールというのは今でもありまして、オリンピック種目としては女子が金メダルを取るものという感じであります。隣の親戚の一番大きなお姉さんがソフトボールをしているというので、そのボールをもらったことがありました。5歳くらいの子供を驚かそうと思ったのでありましょう、とてつもなく大きな塊だったのであります。リトルリーグというのは今ではどこに…
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Happiness is a horizontal line. 胸の奥の風。(4)

子どものころ育った場所は高原でありましたから、真夏の最高気温がせいぜい28度くらいでありまして、室内に入ればちっとも暑くなかったのであります。室内で汗をかくという経験は上京してからのことで、まさか夏が暑苦しいとは思わなかったのであります。ともかく、からりと晴れた真夏と言うのは7月の下旬だけでありまして、8月に入ると早くも涼しくなりまして…
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Happiness is a horizontal line. 胸の奥の風。(3)

小学生の頃の夏休みというのは、前半、中盤、後半でまったく雰囲気の違うものだったのであります。梅雨が終わって、いよいよ夏休み突入でありますが、まず何日か早起きをしてラジオ体操に行かなければならないのでありました。近所の家が担当していて、ラジオを縁側に用意し、集まった子供がいい加減にラジオ体操を演じてお仕舞いでありました。あっという間に終わ…
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Happiness is a horizontal line. 胸の奥の風。(2)

たぶん小学校六年生の夏休みであります。学校から指名されて、いろんな小学校から数人ずつ子供が参加して、キャンプをしてみるという催しでありまして、きっと学校行事として野外活動をさせるためのモニタリングだったのでしょう。聞き分けのよさそうな子供ばかりが選ばれておりまして、自分はともかく、参加する女子は申し分ないと見えました。説明会が役所の庁舎…
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Happiness is a horizontal line. 胸の奥の風。

過去の夏休みの記憶を辿ったら、山奥の温泉旅館に父親と二人で泊ったことがありました。マコロンを食べた後で、夕飯が出たのかどうかは記憶にありませんが、ひょっとするともう9時とか10時だったのかもしれないのであります。不安に思った記憶はありませんので、父親はうまいこと子供に分かるように説明していたのかもしれません。朝起きると旅館は霧の中であり…
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Morning sun will dry tears. 生きて行けるかも。(9)

たぶん小学校の二年生の時だったのでありますが、夏休みの終わりに、どこにも旅行に行っていないので作文が書けないと、親に訴えたことがありました。父親は屋根のペンキ塗りをしている最中でありましたが、案外生真面目に応対して、そそくさと準備をして、じゃあお城でも見せてやるかと、オートバイの後ろに小学校二年生を乗せて、80キロくらい先の名城を目指し…
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Morning sun will dry tears. 生きて行けるかも。(8)

夏休みの思い出というのはいろいろありますが、中学一年生の時のことをふと思い出しました。学校のグラウンドにいて野球をちょっとやってみた時のことでありますが、別に野球部でも何でもなかったので、誘われたか、何か目的があったのかもしれません。ノックを受けたのか、それともキャッチボールの時だったのか、そのあたりの記憶も曖昧であります。ボールをキャ…
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Morning sun will dry tears. 生きて行けるかも。(7)

去年の今頃はどんなことに自分が興味を抱いていたのかと、一年前の記事を読み返してみましたら、都知事選の話題だとか、オリンピックの話題が出ておりまして、もう一年経ったのかという気分と、まだ一年しか経っていないのかという気分が生じまして、面白いのであります。そういえばオリンピックには小池都知事と安倍首相が登場したんですが、両者ともその時は人気…
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Morning sun will dry tears. 生きて行けるかも。(3)

夏は麦茶でございます。ポットで作って冷蔵庫で冷やしまして、水の代わりにせっせと飲むわけで、これだけで熱中症から逃れられそうであります。夏になったと思う頃から麦茶を飲むわけで、飲まなくなったら夏の終わりなのであります。それと同様に、寒くなったなと思うと紅茶でありまして、オレンジペコを飲むわけでありますが、あれも冬が終わった頃になんとなく飲…
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Morning sun will dry tears. 生きて行けるかも。(2)

現在、過去、未来、生きているとあれこれ考えるわけで、特に過去のことが気になって気になってと言う場合もありますし、もちろん将来のことが不透明でどうなるか分からんという漠然とした不安に駆られたりもするのであります。脳みそと言うのは、過去を記憶するのでありまして、時には正確に覚えていることもあるんですが、どうもそうではないこともあるようです。…
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I cannot say everything. 光と影。(8)

面白いなあと思います。こんなことかと思うのですが、いかがでしょうか。野党が与党を責め立てまして、最大のポイントは与党総裁がお友達のために便宜を図ったんじゃないか、という話でありました。小学校建設の件は、よくよく吟味したら建設する側がどうも根性がよくなかったわけで、せっかくの配慮が水の泡であります。大学設置の件は、事が岩盤規制なるものをめ…
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I cannot say everything. 光と影。(7)

いろんなことを考えながら、時々本を買って読むわけですが、最近読んだ本の筆者がそれぞれ交通事故で亡くなったという話でありまして、なるほどこれは近代というか現代の死亡原因であります。一人は山川方夫さんという作家でありまして、作家よりも編集者として有能だった方でありますが、国道でトラックに轢かれてしまったということであります。『夏の葬列』とい…
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I cannot say everything. 光と影。(6)

テレビでたまに高校野球の地方予選の試合をやっていたりしまして、よっぽど暇なら眺めるのであります。2回戦とか3回戦とか、そうするとシード校でも何でもない高校同士が対戦していたりします。見ていて思うのは、近ごろの高校野球はレベルが高いということに尽きるのであります。ごく普通のチームのピッチャーが何種類かの球種を投げていたり、内野手がダブルプ…
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I cannot say everything. 光と影。(5)

連日の猛暑で昼間に睡魔が襲ってきまして、当然ながら冷房の利いたところで寝るわけですが、冷房と言うのは外気温と戦って室内気温を下げるわけで、噴き出る風は希望温度よりはるかに低く設定されているのであります。そうすると冷気に当たり続けて良いわけないのでありまして、昼寝の途中で冷房を切って見たりするのであります。室内の空気が収まりまして、しばら…
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Let's walk around on a detour. 月が青いから。(9)

巨人・大鵬・卵焼き、というのが現代っ子の大好きな物、というようなことが言われた時期がありまして、たぶん東京オリンピックの頃ですから、1964年前後ではないかと思うのであります。少年マンガが創刊されて次第に人気を博した頃でありまして、少年マガジン、少年サンデーが両横綱、少年キングがあったかどうか、「ぼくら」などという雑誌もありました。テレ…
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Let's walk around on a detour. 月が青いから。(6)

ハエや蚊というのは、夏になると人を悩ます害虫でありまして、どこからともなく飛んできて悪さをするわけであります。ゴキブリもよく出現しますが、人を見ると基本的には逃げますから、憶病なのかもしれません。田舎にいる時には、アブというのも非常に厄介なものでありまして、弾丸のように飛んできて人を刺す点では、蜂より怖かったかもしれません。お茶の先生が…
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Let's walk around on a detour. 月が青いから。(4)

年を取るとあっという間に月日が流れるわけで、若い日のあの退屈で長いつれづれの日々は何だったのかと思ったりいたします。それまで育った故郷の何もない生活から、大都会の片隅に放り込まれたわけで、見るもの聞くもの珍しいのでありますが、それがどういう意味があるのかよく分かっていなかったかもしれないのであります。本当に鄙びた田舎からだと覚悟がつきま…
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Let's walk around on a detour. 月が青いから。(3)

このブログは、暇に任せて書いているだけでありまして、鋭い分析もなければ、独特の感性を示すこともないわけです。選挙があって結果もいろいろと出てくるわけでありますが、政治と言うのは目まぐるしく状況が変わりまして、ちょっとした個人の人気で議会を構成する党派が変わったりするわけで、どうなっちゃうのかと思うわけであります。たまに高速道路を使って遠…
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