A solution for an equation. 月に柄を さしたらばよき 団扇かな(7)

画像連日の雪と雨なんでありますが、峠は越えたようでありまして、今朝の冷え込みは厳しくありません。お茶を飲もうと食器棚の茶碗に触って、昨日と一昨日はびっくりするくらいの冷たい触感でありましたが、今朝はまあまあ持ってもいいかというような感じでありました。この時期食器を温めるというのが一つのポイントでありまして、北極や南極で冒険するような人以外は、なるべく器を温めてからお茶を注ぎ、食べ物を盛りつけるのがいいでありましょう。

写真はカエデの手向け山の枝の先。

花でも咲いているのかと思いましたら、雨の雫が枝の先にたまっているだけでありまして、他の樹木では特にそう言う様子でもありませんから、この枝の足れ具合が本日の雨に程良かったと言うことでしょう。この時期にこの木を見ましたら、ただのでくの坊でありますが、春になるといきなり葉っぱを出しまして、その変身ぶりは見事ではないでしょうか。ずいぶん長らく雨が降りませんでしたので、庭の地面はからからだったのでありまして、竹箒を使うと砂塵が舞い上がるような状態でしたから、ちょうどよいお湿りになったことは間違いないのであります。明日もまた雪が降るのではないかと予報されておりますが、さてどんなもんでしょう。

    斉藤由貴さんのアルバム『ヴィンテージ・ベスト』収録の、『AXIA ~かなしいことり~』という曲。

画像YouTubeには、こちらの新しいバージョンはまだアップされていないような気がいたします。ファーストアルバムから採用したものを何人かのかたが映像付きで紹介しておりまして、初音ミクに歌わせてあるものもありまして、どれも悪くはないと思います。この曲を別のかたがカバーしたものもありますし、ギターのうまい若い男性の上手な歌声も聞けまして、こういう点ではYouTubeというのは利点が大きい気がいたします。YouTubeで難しいのは、検索をいろんな方向からかけないといけない点でありまして、すべてが簡単に検索できるわけではないのであります。

写真は「海辺のかもめ」と題する一枚。

カメラマンはtetora さんというかたでありまして、フォトライブラリーのプロフィールでは、「北海道在住。日常生活の何気ない写真を撮っています。心に触れる一枚があれば嬉しいです。」とありまして、ちょうどよい写真でありますから、感謝して掲載いたします。渚でたわむれる、つがいのかもめでありまして、『AXIA ~かなしいことり~』という曲にぴったりでありますね。その曲は、もともと斉藤由貴さんのファーストアルバムに入っていた曲でありまして、ファーストアルバムの屈指の名曲と言いますか、少なくとも相当な問題作ではないかと勝手に思うのであります。ファーストアルバムというのは、1985年発売の『AXIA』のことでありますが、そこからは2008年発売の『ヴィンテージ・ベスト』に3曲入っておりまして、他の2曲が『卒業』と『白い炎』ということで、これはまあある世代のかたであれば、もしかすると男性よりも女性のほうが印象深く覚えているはずの曲であります。覚えているというかたは、できたら何らかの形で『ヴィンテージ・ベスト』のバージョンを聞いてみるといいのでありますが、たぶん感動するはずであります。

    『白い炎』はまったく違う編曲でありまして、なるほどこういう歌であったかと思うほどであります。

さて、繰り返し『AXIA ~かなしいことり~』を聞いておりまして、私としては大変心地よいのでありますが、気になったのはYouTubeのコメントにあったファンのものと思われる拒絶反応なわけでありまして、どうも私と解釈が違うのではないかと思ったわけであります。思いはしたのですが、仮に説得するとして、どう説得していいのか、説得しおおせたとして何が残るのかというような、ある意味大人の分別みたいなものが首をもたげまして、ほんのちょっとではありますが煩悶するわけです。さらに他の曲のコメント欄を見ますと、容赦ない書き込みもありまして、どうやら朝の連続テレビドラマをみてのコメントなんですが、普通の主婦を演じた斉藤由貴さんを普通の主婦みたいだと言っているようなんですが、それは演技でありまして、演技のためのメーキャップをそのまま実像のように思っているのに対しても、一言言いたくなるんですけれども、言ってもめてもなあとまた煩悶するわけですね。

    さて、『AXIA ~かなしいことり~』のことなのでありますが、「別れられない彼」ってどういう人?

この歌は、なかなか巧みな構成になっておりまして、メロディーは単純なんでありますけれども、最初に強烈なサビが出てきますから、ちょうど海辺のコテージなどから浜辺に出てきた時のような感じでありまして、ザブンザブンと押し寄せるのであります、その後でひたひたと波が打ち寄せている感じでありまして、一番二番が繰り返されるのであります。一番の最後が「ふたりはかなしいことりね…」、そして二番の最後が「ふたりは迷ったことりね…」とありまして、二人のいる浜辺にことりが二羽だけたたずんでいることが分かるわけであります。群れから離れた二羽だけの小鳥なんですけれども、やはりこれはかもめでありましょう。かもめに自己を投影して「かなしい」とか「迷った」とか言うわけでありまして、比喩の中でも非常に分かりやすいパターンでありまして、それがまったく嫌みがないという点で、銀色夏生さんの歌詞がいい味を醸していると思います。

    この歌を不倫の歌じゃないと思っているんですが、頑張りきる自信はありません。でも……。

この記事へのコメント

tetora
2012年01月26日 14:48
写真使っていただきありがとうございます。素敵なブログですね。
粗忽庵
2012年01月26日 19:49
tetoraさん、こちらこそありがとうございました。
気ままに書いて、ストレス発散中です。

この記事へのトラックバック