I went around the location of the memory.俺たちの旅。(7)

たぶん、こんなタイトルを付けた後で、だらだらと週末のテレビを見ていたら、昔の青春スターが出てきまして、好都合とういうか、いろいろと面白く見たのであります。横浜の保土ヶ谷あたりから、馬車道、そして東京の浅草、最期に下北沢を目指した番組ですが、中村雅俊さんは浅草には縁がないなんてことを言ってました。たぶん、1970年前後に東京に出て来た人は、当時の浅草には用がなかったはずであります。田舎を背負って都会暮らしと言う点では、九州から出て来た武田鉄矢さんを思い浮かべますが、両者ともに歌い手で俳優であるという点に共通点が感じられるのであります。武田鉄矢さんは福岡の人でありまして、なぜだか坂本龍馬が大好きという人でありますが、いつだったか由紀さおりさんと対談していて、自作自演のフォークソングは年を取ると辛くなる、他人が作詞作曲をした歌を歌う由紀さおり画像さんがうらやましいと言っているのには驚きつつ、そこまで語れるセンスに感心いたしました。地のままと言うのは、それはそれでいい物でしょうけれども、分業体制で貰った歌を歌うというのも、それはそれで素晴らしい利点がありそうなのであります。

先日のカマキリのシルエットの拡大。

今週びっくりしたのは、高速道路を巡る用地買収のもつれから、福岡県がミカン農家を強制排除した一件であります。実は道路はそのミカン農家の前後まで迫っておりまして、ミカン畑のある小山を深くえぐって通すだけのようであります。ミカン農家はミカン畑の真ん中を縦断する道路計画の是非を問いまして、裁判に訴えている最中だそうで、もつれにもつれ、両者とも一歩も譲歩したくない瀬戸際のような話だったのであります。そう思って地図を眺めたら、なるほどミカン農家の主張の通りちょいとルートを変更してもよさそうでありまして、その点まったく融通を利かす気はなかったようであります。いちいち下々の利便を考えていては、計画が立ち行かないというのはごもっともでありますが、その種のもつれは往々にして聞くところなのであります。たった一軒の反乱の為に、長年にわたって計画道路が開通しないというのは、どこの田舎にもあって、それぞれ頑なになっている地域事情がありそうであります。それにしても、ものすごい数のお役人が動員され、一方のミカン農家は支援者もいたんでしょうけれども、基本的には一人でありまして、みんなでよいしょと担ぎ上げまして、あっという間に排除されてしまったのでありますけれども、見るからに権力の横暴さが映像として露出しまして、長い目で見たらミカン農家の勝ちであります。

   どうせ山を掘るなら、トンネルにして潜ってもよかったんじゃないの?

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