Magic to move the immovable.浮遊術の心得。(9)


さてさて、動かないものを動かすにはどうしたらいいかというようなことを考えているうちに、年が明けてしまいました。今朝はぐっと冷え込んで氷点下でありますが、日中は普段の冬の昼間の温度に達しまして、その気温差は15度ありますので、気温は低いのですが体はとても快適、正午前後に部屋のカーテンを開けて陽光を浴びながら寝てしまいました。暖房なしでも快適なのは、非常にありがたいことです。

  ガラス越しの太陽の光を浴びていていいのかどうか。

いわゆる日向ぼっこでありますから、老人としてはごく普通の行動でありまして、老いた人間の特権かも知れません。そう言えば昨日は大晦日でありましたが、郵便受けに何かがどっと入っているので、おやおや年の暮れの夕暮に何が届いたのかといぶかしく思いました。見れば、自治会の回覧板でありまして、こんな時期に何のお触書かとますます怪訝な気持ちで開いて見ましたら、一つは自治会主催の新春餅つき大会開催のお知らせでありまして、自治会館にて皆様をお待ちしていますというような、大変にめでたいというか、このコロナの御時世にしてはずいぶんお目出度い連絡であります。

  餅を振る舞うからおいでというのは、いつから始まった?

お米を焚いてご飯にして食べるというのは、まあ日常であります。いつごろから庶民が白いご飯を普通に食べられるようになったかなどと考えると夜も眠れませんが、そんなに昔じゃありません。これに対してもち米を焚いて餅をつくというのは、晴れのことでありまして、非日常なのであります。よって、私立の幼稚園が年の暮れに餅をついてふるまうなんてことが、子供が小さい時にはありました。テレビの影響で、餅つきは絵になりますので、よく見かけます。あれをやってみたいというのは、自治会なんかに関わる人のよくある願望なのでありましょう。実は役所から支援金が出ていたりするんですが、それを言わなければ自治会の役員が偉そうに振る舞うのであります。

  さて、二つ目の回覧板を見ると、仰天しました。

二つ目は、先般連絡した新春餅つき大会を中止するというお達しでありまして、現在のコロナ流行の状況にかんがみてやむなく中止いたしますのどうのこうの、と書いてあるわけです。おやおや、最初の回覧板が回ってすぐに、餅つきなどけしからん、やめろ、中止しろ、ふざけるな、馬鹿なのか、というように自治会役員がつるし上げを食ったのでありましょう。よって、中止のお知らせの回覧板が作成され、やがて開催の回覧板に追いつきまして、ついに我が家には同時に放り込まれたのであります。開催を危ぶむ人の家などで回覧板が滞り、中止の報告を受けて動き出したということなのでしょう。これで、そそっかしい私などが、うっかり中止の方を先に回すと、こんがらかったかもしれないのであります。

  動くものを動かなくするのも大変であります。





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